カラフルで可愛らしいコガネメキシコインコが気持ち良さそうにスヤスヤ寝ています。でも、やけにモフモフしてるなぁ~と思ったら、羊毛フェルト!?インコの羊毛フェルト作品を中心に作っている絵夢さんの投稿には「可愛すぎる」などの声が寄せられ、見た人たちを魅了しています。

 元々インコが大好きで、「愛らしい中にも、ちょっと人間っぽさがあったりするインコの魅力を、たくさんの方に伝えたい」と制作活動を続けてきたという絵夢さん。

 「コガネメキシコインコ生まれました」とTwitterに投稿した写真には、本を枕にして今にも寝息が聴こえてきそうなほど、ぐっすり寝ているコガネメキシコインコ(羊毛フェルト)が写っていました。

コガネメキシコインコ(羊毛フェルト)

 コガネメキシコインコの作品を作ろうと思ったきっかけは、もっと色々な種類のインコを作れるようになって「作品の幅を広げたい」と感じたからだといいます。

 それまでは、一緒に暮らしていた、セキセイインコやマメルリハをモチーフにした作品作りが主。今回のような中型のインコの場合は、触れ合う機会が無かったこともあり作ってこなかったそうです。

羽色も美しいコガネメキシコインコに挑戦

 そこで今回は羽色も美しいコガネメキシコインコに挑戦。作ってみて一番大変だったことは本物に出来るだけ近い「色」を出すことだったそうです。コガネメキシコインコ特有の鮮やかな色や美しいグラデーションを表現するために、何色もの羊毛を混色して重ねていったとのこと。それは、まさに植毛ではなく、「油絵を描いているような感覚に近かった」とのこと。

 また、ストーリー性を出し、インコの可愛らしさを引き立たせるために、本のタイトルにもこだわったそうです。後にツイートした別の写真を見てみると、「世界の鳥図鑑」「魔法のかかる夜」「はじめての空」「インコのズボラ飯」「しあわせのインコたち」などが書かれています。

こだわりがたくさん詰まった作品

 さらに、インコが寝落ちた時の脱力感を出すために、そんな本との密着感も意識。完成までにかかった時間は全部合わせて約33時間(インコは約22時間)!本当にこだわりがたくさん詰まった作品ですね。

 初めての種類のインコだったので、最後の最後まで本当にコガネメキシコインコらしくなるか不安で、なんとかイメージ通りに完成した時は「ホッとした」と絵夢さん。

 今回の作品を作っていく中で、ますますインコ愛が強くなったそうで、これからもどんどん新しい種類のインコにも挑戦し、「インコの魅力を余すことなく伝えられるインコ作家になりたい」と話していました。今後の作品にも注目です。

<記事化協力>
絵夢~Eyume~さん(@eyumeito)

(佐藤圭亮)