全国的に有名な古墳が集中する関西地方。その中の13自治体が集結し、古墳について熱く語り合う「関西古墳サミット」が2022年1月14日に大阪府堺市で開催されます。トークセッションやパネル展のほか、堺市のハニワ部長など各自治体のキャラクターも参加。古墳グッズなどの販売も行われます。

 大阪府堺市と関西広域連合が主催する「関西古墳サミット」。今回は関西広域連合加盟の11自治体のほか、世界文化遺産の古市古墳群がある大阪府羽曳野市、大阪府藤井寺市を加えた13の府県市が参加します。

 サミットでは、堺市による「百舌鳥古墳群」の事例報告のほか、関西各地の古墳の情報を発信する事例報告が行われます。報告を行う自治体と、対象の古墳は以下の通り。

大阪市「長原古墳群」(地下鉄工事で発見された地下埋没古墳群)
京都市「大枝山古墳群」(桂坂にある6世紀前半~7世紀前半の古墳群)
京都府「恵解山古墳」(長岡京市の乙訓古墳群を代表する古墳)
神戸市「五色塚古墳」(兵庫県最大規模の古墳)
滋賀県「椿山古墳」(滋賀県最大規模の帆立貝形前方後円墳)
徳島県「渋野丸山古墳」(徳島県最大の古墳)
鳥取県「本高14号墳」(山陰地方への前方後円墳導入期の前方後円墳)
奈良県「牽牛子塚古墳」(真の斉明天皇陵と有力視される八角墳)
羽曳野市「白鳥陵古墳」(宮内庁により日本武尊の陵とされる)
兵庫県「池田古墳」(但馬地方最大の古墳)
藤井寺市「津堂城山古墳」(藤井寺陵墓参考地の1つ)
和歌山県「岩橋千塚古墳群」(和歌山市にある大規模古墳群)

 またトークセッションでは、京都府立大学教授の宗田好史さんをコーディネーターに、京都府の西脇隆俊知事、奈良県の荒井正吾知事、堺市の永藤英機市長などがパネリストとなり、古墳の魅力発信の取り組みを語ります。

 このほか、会場のフェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)1階ガレリアでは、関西の古墳や団体の活動を紹介するパネル展を実施。正午から午後0時30分には、堺市の「ハニワ部長」、奈良県の「せんとくん」、藤井寺市の「まなりくん」、京都府の「まゆまろ」、羽曳野市の「つぶたん」といったご当地キャラクターも登場します。

堺市の「ハニワ部長」
奈良県の「せんとくん」

 フェニーチェ堺2階大ホールホワイエでは、正午から午後1時の間、古墳や埴輪デザインの文具、雑貨や食品などを販売。古墳好きにはたまらないイベントになりそうです。

埴輪グッズ色々
古墳グッズ色々

 なお、参加には事前申し込みが必要。堺市が公開している特設ページ「関西古墳サミットー関西の古墳が集結ー 参加者募集」より申し込みが可能。申し込み期間は、2021年12月1日~2022年1月6日までとなっています。

情報提供:大阪府堺市