「東名と透明」「一過と一家」など発音は同じでも意味が異なる「同音異義語」。特に日本語においては数えればキリがないほど多くの同音異義語が存在し、言葉や漢字を知っていないと大人でも意味を勘違いをして捉えてしまうことがよくあります。

 それが子どもの場合ではなおさらのこと。ツイッターユーザーのよしぇさん(@44_yoshie)の5歳になるお子さんも、ある同音異義語によりかわいい間違いをしてしまっていたようです。

「5歳児PCR受けたのだけど、「結果が出るまでは、自分は陽性だと思って過ごしてくださいね」と言われて以降、家の中でユニバのハリーポッターのステッキをフリフリさせながら、シャランラ言うてるんだけど、たぶん、言われたとおり妖精だと思って過ごしてる」

 このようにつぶやいたよしぇさん。お子さんはよしぇさんと一緒に検査を受けた後、先生の話を隣で聞いていたそうですが、どうやらお子さんは「陽性」を「妖精」と勘違いをしてしまった模様。保育園に通うお子さんは「周囲をよく見ていて、たまにどこでそんなこと聞いてきたのってことを知っていたりする」とのことですがさすがに「陽性」の意味は知らなかったようです。

 ステッキを振りながら魔法の呪文を唱え、完全に妖精になりきっている様子は想像するだけでも面白いですよね。この妖精の時間は30分ほど続き、その後は絵本を読んで大人しくしていたとのこと。周囲の反応から違っていることを何となく察したのかもしれませんね。

 投稿の返信欄には「かわいくて癒やされました」といった声のほか、「ハロー注意報ってずっと外国人が挨拶してくると思っていた」など同音異義語の勘違いエピソードも多く寄せられています。

 ちなみにPCR検査の結果は親子共に無事「陰性」。これを機に「陽性」と「妖精」の違いは教えてあげたそうですが、「そっちかよーう!」とおどけた反応だったのだとか。理解しているかどうかは本人のみぞ知ることですが、同じ発音でありながら意味が異なる「同音異義語」を知るきっかけとしては良かったかもしれませんね。

<記事化協力>
よしぇさん(@44_yoshie)

(山口弘剛)