時計の針の動きで楽器演奏に必要なテンポや基準音がわかる「メトロノームウオッチ」がセイコーインスツル株式会社より発売。11月1日よりセイコーインスツル公認のECサイトにて販売がスタートしています。スタンダード(6モデル)とカジュアル(4モデル)の全10種で、価格はオープンプライスです。

 一見すると普通のアナログ腕時計に見える「メトロノームウオッチ」ですが、実は楽器演奏をするときにテンポを一定に合わせるために必要なメトロノーム機能と、チューニング(音合わせ)に使われる基準音機能が搭載されたアイテム。

 内側に時刻表示がされた文字盤の外側にはメトロノームのテンポや基準音の目盛りを配置。時刻は指針の太い部分が表示し、メトロノームや基準音の設定のときは針の先端の細い部分が目盛りを表示するという仕様になっています。

文字盤

 左下にあるモードボタンを1回押すことで、メトロノーム機能が起動。右にあるプラスボタン&マイナスボタンを押して時針を動かし、希望のテンポ値を設定するとテンポに合わせて分針が往復運動を始めます。テンポは40~304(BPM)までの41ステップが用意されており、小さいながらも実用的な仕様です。

 また左上にあるサウンドボタンを押すことで「ピッピッ」というテンポ音のオンオフを切り替えることも可能。オフにしておけば舞台袖などの音を鳴らせない場所でも、気軽にテンポを確認することができます。

メトロノーム機能

 モードボタンを2回押せば基準音機能が起動。こちらもプラスボタン&マイナスボタンを押すことで希望の基準音が選択でき、サウンドボタンを押すことで基準音を鳴らすことができます。

 発音範囲はA-440Hz、A-442Hz、A-443Hz、B♭-440Hz、B♭-442Hz、B♭-443Hzの6種類。文字盤上では時針が音名、分針が基準ピッチを示しています。

発音範囲は6種類

 デザインはスタンダードとカジュアルの2つのラインを展開。スタンダードは落ち着きのあるワンカラーのダイヤルにメトロノームの拍数を緻密に並べた機能的なデザインで、6つのモデルがラインナップ。

スタンダード(6モデル)

 対してカジュアルは明るくポップなカラーで、テンポの変化をドットで表現し遊び心のあるデザインで4モデル展開となっています。

カジュアル(4モデル)

 どちらもケースサイズは横36.5mm×縦39.6mmというコンパクト。普段はおしゃれな腕時計として使いながら、外出先でのちょっとした楽器の練習などにも使える、楽器奏者にぴったりのアイテムに仕上がっているとのことです。

情報提供:セイコーインスツル株式会社