おたくま経済新聞

　コミックや映画で有名な「スパイダーマン」に登場する悪役として知られる「ヴェノム」。インパクトあふれる外見と、どこか憎めない味のある性格などから作中でも屈指の人気を誇るキャラクターです。

　そんなヴェノムをモチーフにしたハロウィンのパンプキンをマーベル作品のファンであるという学生が制作。半分はパンプキン、半分はヴェノムという独特な塗装方法により、不気味でカッコいい作品に仕上がっています。

　この「ヴェノムのパンプキン」を作ったのはアメリカに住むMTさん（@MT_PixMCULover）。学校のハロウィンのイベントに合わせて友人と制作をしたものとのこと。

　はじめからヴェノムをモチーフにしようとしていたわけではなく、何を作ろうかと困っていたところ、10月1日にヴェノムが主役の映画最新作「Venom：Let There Be Carnage」（日本では12月3日公開予定）が公開されたことからアイデアを思い付いたのだそう。

　かぼちゃの中身をくり抜き、外側から顔を掘っていくという作り方は通常のジャックオーランタンと同じですが、大きく異なるのが口の部分。ギザギザとした歯の立体的な造形にとても苦労したとのこと。またヴェノムと言えば寄生生物シンビオートによるドロドロ感。目や境界線の塗装で雰囲気を表現するなどこだわりが詰まっています。

　こうして出来上がった作品をツイッターに投稿すると、作品には7万件を超える「いいね」が付き、その出来栄えに対する称賛の声が相次いで寄せられました。また、映画「ヴェノム」公式ツイッターアカウントも引用リツイートで反応するなど大きな広がりを見せています。

　その迫力で多くの人を圧倒した「ヴェノムのパンプキン」。実際にハロウィンで目にすることがあったら、びっくりして腰を抜かしてしまうかもしれませんね。

https://twitter.com/MT_PixMCULover/status/1452374080317841410

＜記事化協力＞
MTさん（@MT_PixMCULover）

（山口弘剛）