シリーズ累計770万部を突破する大人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」のアニメーション映画化が決定。2022年公開となります。

 映画化決定に際し、原作者である石塚真一氏描きおろしの特別イラストが公開。ライブ直前の高揚感と何か凄いことが起こりそうな期待感が伝わってくるイラストとなっています。本作はジャズに魅せられた少年が、世界一のジャズプレーヤーを目指す物語。

 「BLUE GIANT」は2011年に小栗旬主演で実写映画化もされた「岳」の原作者としても知られる石塚真一氏によるジャズを題材とした漫画。2013~2016年まで「ビッグコミック」(小学館)にて連載された作品で、2016~2020年には第2部のヨーロッパ編「BLUE GIANT SUPREME」を連載。2020年からは第3部となるアメリカ編「BLUE GIANT EXPLORER」が連載されています。

 ジャズに心を打たれサックスを始めた宮本大が、高校卒業と同時に仙台から上京。同世代の仲間と出会い、全身全霊をかけ演奏にうちこむ日々を送る……という物語。

 心を沸き立たせる熱い展開と涙なしには見られない感動のストーリー、音楽が聞こえてくるような圧倒的表現力が多くの読者の心をつかみ「マンガ大賞2016」では3位に選出。第62回「小学館漫画賞(一般向け部門)」や第20回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」を受賞するなど、高い評価を得ている作品です。

 “音”がキーとなる作品だからこそ、「最大の音量、最高の音質で、主人公本人の奏でる音楽を届けたい」という制作陣の思いから、初の映像化に際し様々な選択肢がある中、実写でもなくシリーズでもなく、アニメーション映画としての制作が決定したとのこと。

 今回の映画化について原作者の石塚真一氏は「演奏シーンを描く時は、『音が鳴りますように!』と思いながらペンを走らせていました。それがついに、本当に音が出る映画になる…凄いことです」と興奮を隠せない様子。

 さらに「これまで、漫画から音が聞こえるという意見をたくさん頂きました。それはすべて読者のみなさんの豊かな想像力が鳴らしてくれた音楽です。今回、映画化にあたり、凄いメンバーが集まって、皆さんがイメージする音楽、いや、きっとそれ以上の音を作ってくれています。映画『BLUE GIANT』、読者の方も、漫画を読んでいない方も、ジャズを知らなくても、子供も大人も楽しめる全く新しいアニメーション映画になると思います。僕自身も完成が楽しみです!!」とのコメントをよせています。

(C)石塚真一/小学館

情報提供:東宝映像事業部