元宝塚歌劇団花組・男役の天真みちるさんのエッセイ「こう見えて元タカラジェンヌです」の続編連載が、退団日である10月14日にcakesにてスタートしました。

 また天真さんは連載開始と同日の10月14日に自身のInstagramで一般男性との結婚を発表。連載後半ではその意外な馴れ初めについても触れられる予定とのことです。

 天真みちるさんは2004年に宝塚音楽学校に入学し、2006年に第92期生として宝塚歌劇団に入団し、ファンからは“たそ”という愛称で親しまれていた元タカラジェンヌ。しかしながら演じてきた役どころは王子様タイプではなく、「角刈りの車引き」「モヒカンの用心棒」「常に半目の右大臣」など、癖の強いおじさん役ばかり。

 2019年10月から連載がスタートしたタカラヅカ時代の裏話満載のWEBエッセイ「こう見えて元タカラジェンヌです」がファンを中心に人気となり、その反響を受けて2021年3月に書籍化。発売から半年で累計発行部数1万7000部を突破しています。

 それをきっかけにテレビ朝日「激レアさんを連れてきた。」への出演や、“宝塚界の佐藤二朗”として俳優・佐藤二朗さんのラジオで夢の共演を果たすなど、活躍の場は広がるばかり。宝塚ファン以外からの注目も集めています。

 今回新たに始まった連載「こう見えて元タカラジェンヌです~遅れてきた社会人篇~」は、そんな天真さんが宝塚歌劇団を卒業してからのお話です。

卒業後の第二の人生を綴る「遅れてきた社会人篇」

 2018年に宝塚歌劇団を退団した半月後にエンターテイメント系企業の会社員となり、“歌って踊れるサラリーマンたそ”として脚本や執筆を手掛けたのち、フリーランスとして活動していた天真さん。

 2021年には明治座公演や、歴代のトップスターたちが競演した夢の祭典「エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート」への出演など舞台人としての活動も再開。8月には「株式会社たその会社」を設立し“歌って踊れる社長”となりました。

 そうしたステップアップの道のりを、さまざまな職業に就いた元タカラジェンヌたちとの交流も交えつつ、コミカルに綴ります。

 「元タカラジェンヌのお引っ越し」と題された第1回は、新たな世界への一歩目にほぼすべてのタカラジェンヌが体験する“究極の荷造り”こと引っ越しのお話。

 第2回では「転職したらプロデューサーになった件」と題し、1年で約30~40名が卒業するといわれるタカラジェンヌたちの“次のステージ”について語られます。

 宝塚歌劇団を卒業してからサラリーマンとして一般企業に勤め、宝塚の世界と一般社会のギャップを感じながら社長にまで上り詰めた天真さんの“第二の人生”を綴った抱腹絶倒のエッセイ「こう見えて元タカラジェンヌです~遅れてきた社会人篇~」は隔週木曜日更新予定です。

情報提供:株式会社左右社