新型コロナウイルスワクチンの接種が進むにつれ、接種報告をするツイートをよく見かけるようになりました。副反応が出る人、出ない人。出ても軽度な人から、高熱が出たという人まで接種後の反応はさまざま。しかし、副反応が出た場合には、急な体調変化もあってどこか心おちつかないもの。

 そんなときに、ある猫さんがみせた「看病」ともとれる行動が話題をよんでいます。

 Twitterユーザーのヤマネコさん(以下、飼い主さん)は、つい先日の9月28日にワクチン接種後の副反応で発熱してしまいました。

 仕方なく一日横になっていると、そこにあらわれたのが飼い猫のヤマネコくん(サイベリアン/1歳)。飼い主さんの横に、持ってきた“ぬいぐるみ”をそっと置いてくれたといいます。まるで添い寝するように。

 実はこのぬいぐるみ。昨年末に飼い主さんがプレゼントした、イヌのぬいぐるみで「イヌくん」と呼ばれています。ヤマネコくんにとっては大のお気に入りで、宝物なんです。

ヤマネコくんはイヌくんが大好き

 これまでにも飼い主さんが寝すぎた日などにイヌくんを転がしに来ることはあったそうですが、今回のように体に沿うように置いてくれたり、寝返りをうつ度に置きなおしてくれたりと、気づかうしぐさを見せたのは初めて。

 この行動に飼い主さんは、「手厚く看病されている」と感じ、とても嬉しかったとのこと。

 その嬉しさのまま、この様子を写真におさめてTwitterに投稿すると、1万こえるいいねがつき「弱っている主さんへのお見舞いなんでしょうね」「なんて優しい良い子なんでしょう!」と多くの反響がよせられました。

たくさん遊んでもらったヤマネコくんでした

 飼い主さんは「寝たきりの状態で撮った何気ない1枚に、こんなに反響をいただけるとは思いませんでした。ヤマネコとイヌくんをたくさんの人に見てもらえて嬉しいです」とコメント。 

 看病の甲斐もあり、翌日には平熱に戻ったという飼い主さん。その日はたっぷりヤマネコくんと遊んだとのことです。

<記事化協力>
ヤマネコさん(@ymnc_rf)

(山口弘剛)