小さな子どもに話を伝えるのって難しいですよね。わかりやすく話をしたつもりでも、いまいち伝わっていなかったという経験は身に覚えのある方も多いはず。

 小学2年生の子を持つツイッターユーザーのお肉さん〆(@manimanibleble)もその一人。子どもからのインタビューの宿題で答えた内容が、あまりにも簡潔にまとめられてしまったそうです。

「インタビューする宿題で、次男に「僕を8年間育ててみてどうですか?」というなかなかな質問をされ、全然寝ない子で大変だったけど毎日あなたの笑顔に癒されてうんちゃらかんちゃら……と長々熱弁したのに、「ありがとうございました!」とノートに一言〝いろいろといいかんじ〟と書かれてちょっと待て」

 9月27日にこのようにツイートしたお肉さん。筆者も小学生の子を持つ親として「あぁ、すごく分かる」と共感せざるを得ない内容でした。

 「学ぶ事は嫌いではないが、やらされる勉強は大嫌いのようで、宿題はいつも適当なところがある」という次男さん。お肉さんは次男さんのインタビューに対し、生まれた時から今までの感動エピソードや面白エピソード、夜泣きでしんどかった時期のことなど、これまでの次男さんの歩みを懇々と熱弁。

 話を聞いていた次男さんは、はじめは興味津々でメモを取っていたそうですが、インタビューの途中から「長いな……」と感じていたようで、ちょっと退屈そうな顔をしているのが分かったとのこと。

 あとで次男さんのノートを見ると「いろいろといいかんじ」の一言のみ。お肉さんは爆笑しながら、「ちょっと!お母さんたくさん話したのに!!」とツッコミましたが、次男さんは「大体わかったから大丈夫」と軽い返事。何とか頼みこんで後で、2、3個付け足してもらったそうです。

 そんなお肉さんのエピソードには「息子さんの照れ隠しですよ」「むしろ一言じゃ言えない感じがして、これはこれでいい」とポジティブな声が多数寄せられており、お肉さんは「温かいコメントや引用ばかりで、これからも育児頑張ろう!と思えるので大変ありがたいです」と気持ちを新たにしたことをコメント。

 伝えるということは決して容易でありませんが、熱量を持って話すことはとても大事。お肉さんの愛情はきっと次男さんに伝わっていることでしょう。

<記事化協力>
お肉さん〆(@manimanibleble)

(山口弘剛)