俗に「ぎっくり腰」などと呼ばれる、突発的な腰痛。その特徴として、まったく意識していない場面で起きることが多く、痛みを感じて「なぜここで!?」と嘆くこともしばしば。

 不意に襲ってくる腰痛の痛みを、爆発で表現したイラストをTwitterに投稿したのは、標識や銘板を手がける株式会社石井マークの公式Twitter。「表示」という視覚的アプローチによって、様々な情報を伝達することを業務にしていることもあり、このツイートには文は添えられず、イラストのみ。

 でもそれが、かえって腰痛の突然さとつらさを力強く伝えてくれるのも事実。イラストは様々な場面で腰が「爆発」する様子を表現しています。まずは箱などを持ち上げた際、不意に痛む時。

デスクから立った瞬間に(株式会社石井マーク提供)

 また別の場面では、デスクから立ち上がった瞬間に腰痛が爆発。布団や入浴時、ふと身をかがめた瞬間に爆発する場合もあります。

布団で身をかがめた時に(株式会社石井マーク提供)

 個人的には、立ち上がって歩を進めた瞬間に腰が爆発する痛みに経験があり、痛くない姿勢を保ちながら移動するのが大変だったことを思い出しました。あとは、段差に気づかず空足を踏んだ時も、腰にきましたねぇ……。

歩を進めた瞬間に(株式会社石井マーク提供)

 石井マーク公式Twitterの中の人に話をうかがうと「季節の挨拶と申しますか、ようやく涼しくなり朝晩ともに過ごしやすくなってきた頃に不意を突いてやってくるのも腰痛です。私自身の腰が今まさに爆発寸前です」とのこと。イラスト化された場面は、まさに経験のあるシチュエーションなんだそうです。

腰痛はいついかなる時でも(株式会社石井マーク提供)

 ぎっくり腰はドイツで「魔女の一撃(ヘクセンシュウス)」と呼ばれることもあり、人類共通の悩み。この一連のツイートにも、腰痛経験者からの実感がこもったリプライが多く寄せられています。くしゃみでなったという方や、冷蔵庫の扉を開けた時という方も。具体的なシチュエーションを見てみると、誰も予想していない場面で腰痛に襲われていることが分かります。

 まれに、腰の痛みが別の重篤な病気のサインだった、ということもあります。筆者の個人的な経験ですが、知人が頑固な腰痛だと思っていたものの、実はがんの痛みだったということがありました。たかが腰痛と思わず、医者の診断をあおぐよう心がけているとよいでしょう。

<記事化協力>
株式会社石井マーク 公式Twitter(@ishiimark_sign)

(咲村珠樹)