梱包や、ものを結びつけたりと、様々な場面で役立つビニール紐。災害時にも重宝する存在ですが、ハサミが手元になく切って使えない……と困る場面も。そんな時でも、道具なしでビニール紐を切るライフハックを自衛隊神奈川地方協力本部がツイッターで紹介しています。

 神奈川県エリアを担当し、一般の人々と自衛隊とをつなぐ役割を果たしている自衛神奈川地方協力本部(神奈川地本)。マスコットキャラクターの「はまにゃん」が自衛隊の広報だけでなく、日頃から使えるライフハックなどもTwitterで紹介しています。

 今回、神奈川地本さんが動画で紹介したのは、ハサミがなくてもビニール紐を切る方法。代わりになる道具も一切使わず、手だけで簡単に切れるライフハックです。

 ビニール紐はたいてい、ロール状(テープ型)か玉状(玉紐)で売られており、好きな長さに切って使います。動画ではダンボールをビニール紐で束ねる場合を例に、ハサミを使わない切り方を解説。

切りたい場所付近で輪を作ってひねる(スクリーンショット)

 ダンボールを縛って束ね、余った側で輪を作って一度ひねります。できた輪の中に手を入れ、自由に動かせるよう少し輪の大きさに余裕を持たせましょう。

輪は手よりも少し大きめに(スクリーンショット)

 片方の手でビニール紐を持ってテンションを保ち、輪の中に通した手を小さく上下させてこすります。ゆっくりでも大丈夫ですが、素早くシャカシャカと動かすようにすると、あっという間にビニール紐が切れてくれます。

前後(上下)に細かくこすり合わせるイメージ(スクリーンショット)

 これはひねって重なり合った部分に摩擦熱が生じてビニール紐が柔らかくなり、引っ張っている力に負けて切れてしまうもの。慣れてしまうと、ものの数秒で切ることができるとか。

多少太いビニール紐でも対応可能(スクリーンショット)

 摩擦熱を発生させるので、輪の中に通した手が熱くなるので、軍手などで熱から保護してやるといいでしょう。軍手の方がビニール紐が滑りやすくなり、さらに素早くこすり合わせることができるため、より短時間で切れます。

軍手を使うとより簡単安全に(スクリーンショット)

 台風シーズンということもあり、避難した先でも活用できそうなこのライフハック。覚えておくと損はなさそうです。

 神奈川地本Twitterでは、このほかにも役立つ情報や、自衛隊についての豆知識を色々と発信しています。フォローしておくと、自衛隊の親しみやすい一面もチェックできますよ。

<記事化協力>
自衛隊神奈川地方協力本部 公式Twitter(@kanagawa_pco)

(咲村珠樹)