「空洞レジン」と呼ばれる、特殊なレジン製法を用いて、オリジナルアクセサリーなどを制作しているMariko Stanrleyさん。国内最大級のハンドメイド通販サイトである「minne」でランキング1位を獲得するなど、わずか2年の活動期間にもかかわらず、作品は高く評価されています。

 作品のテーマは主に海洋生物などの生き物たち。先日はラッキーチャームな「フグ」を公開しました。

「やぁ、みんなオイラはみんなに福を運ぶフグ、ハコフグ=運福゛だよ!
今日はオイラの弟のみんなの福を膨らませる『ぷくぷくフグ=福゜福゜福゛』を紹介しちゃうぜ!
この名前はオイラ達を作ったマリコおばちゃんがダジャレで付けたんだけど、まんまるhappyな感じでわりかし気に入っているぜ」

運福に濁点という当て字でネーミングされた投稿者作の空洞レジン。

 少々芝居がかった口調で、紹介されたのは空洞レジンで作ったフグのレジンアクセサリー。今月(9月)自身の「minne」サイトにて発売予定だそうです。

 『運福゛』というネーミングは、「少しでも幸運があるようにと思い名付けました」と、ハコフグを漢字で当て字にしたもの。ぷくぷくフグも同様に『福゜福゜福゛』としており、洒落っ気要素が含まれたレジンアート。

 また、Mariko Stanrleyさんの作品は、「空洞レジン」の名の通り「軽さ」が特徴。今回のフグシリーズも、重量としては5グラムほどで、A4用紙1枚分に相当します。ただこれは、自身の「小魚シリーズ」だと“重量級”に分類されるそうです。

 「小魚シリーズは通常2~3グラムほどなのですが、今回のフグは、キーホルダーやバッグチャームといった使い方も考慮して、レジン膜をいつもより倍以上厚くしてより頑丈な作りにしています。用途に合わせて、強度や軽さの調節が出来るのが『空洞レジン』の良さであり、フグシリーズを作っていく上で、こだわった分でもありますね」

主に海洋生物を作品題材にしている投稿者。

人気作品のひとつ、「ウミガメ」。

 しかしながら、空洞レジンはその軽さゆえに注意すべき点もあるのだとか。

空洞レジンの特性を生かし、モビールなどのインテリア雑貨も制作している投稿者。

 「『空洞レジン』は、その軽さ故にUVレジン作品よりも使用用途の幅は広いです。なので、私も通常では敬遠されがちな『モビール』などのインテリア雑貨なども製作しています」「一方で、『空洞レジン』は大きいサイズのものになると、落ちるとガラスのように割れる危険があります。その点も考慮して、お使いいただければ何よりですね」とのことでした。

<記事化協力>
Mariko Stanleyさん(@HiiO17381547)

(向山純平)