「求心顔」と呼ばれる、顔のパーツを中心に寄せたぬいぐるみを作っている求心フレンズさん。

 「ふしぎかわいい」をコンセプトにした作品群は、独特の存在感も相まってSNS上で注目を集めることがしばしば。つい先日Twitterで公開した作品もまた、独特な個性を放っています。

 「『み』のぬいぐるみ」というタイトルとともに紹介されたのは、なんと平仮名の「み」をモチーフにしたぬいぐるみ。

 「平仮名の中で、一番生き物っぽい形をしているなと思ったんです」と、作るきっかけを語る求心フレンズさん。

 今回こだわった部分は「み」の形状だといい、「全体的に丸いフォルムにして型紙を作って、生き物感を出すように意識しました」とのこと。

 求心フレンズさんの作品は、先述の通り「求心顔」が最大の特徴。しかし今回は、「み」という形を配慮してか、中央ではなく左下の丸く囲んでいる枠の部分に設けられています。このため今回の制作においてもっとも苦労したのは、その部分だったそうです。

 「布を丸くくり抜いて縫ったんですが、最初は歪になったりしてなかなか上手くいきませんでしたね」

 このような試行錯誤も経て、生み出された「み」のぬいぐるみ。白くて全体的に丸みを帯びた“フォント”は、どことなく優しさが伝わってくるものになっています。

ピンクのタイプも製作した投稿者。まさにふしぎかわいい存在感。

 なお、求心フレンズさんは、ピンク色の「み」も後の投稿で紹介しています。白とのツーショット写真で写し出されたそれは、自然と笑みがこぼれる「ふしぎかわいい」癒やしアイテムとなっていました。

<記事化協力>
求心フレンズさん(@inutte_iina)

(向山純平)