「かせエイふは見た」

 というダジャレと共にツイッターに投稿された、水槽の窓からひょっこりと顔を出しているようなエイの写真。そう、故市原悦子さん主演の「家政婦は見た!」シリーズでおなじみのあのシーンを彷彿とさせる、と注目を集めています。「あらいやだ……」というセリフが聞こえてきそう。

 このエイは秋田県男鹿市にある「男鹿水族館GAO」で飼育されているサザンフィドラーレイいう、オーストラリア近海でしか見られない固有種で、日本で飼育している水族館はわずかしかないのだとか。ちなみに水槽の窓から顔を出してほほえんでいるように見えるのですが、実は口の上にある点は鼻の穴で、目は反対側に付いているため実際にはこちらを見ているわけではない模様。

水槽の窓から姿を見せるエイ あの家政婦の有名シーンと完全に一致

 投稿を行ったのは「男鹿水族館GAO」で飼育員として勤務しているふぃっしゅϵ( ‘Θ’ )϶さん(@tm3aqua)。このサザンフィドラーレイは水槽の窓に近寄ってくることが多く、たまたま静止した際に撮影を行ったものとのこと。撮影をしたのは3年前で、当時はなんとも思わなかったそうですが、最近になって写真フォルダを見返したところ「家政婦は見た!」のシーンに見え、面白く感じて投稿を行ったそうです。

 投稿を見た方からは「主演はもちろん、市原エイつ子さん」「めっちゃ見られてる!」とのコメントが寄せられ、やはりおなじみのあのシーンに見えてしまった方が多くいる模様。「いいね」の数は14万件を超える大反響となっています。

 ふぃっしゅさんは「まさかこんなに注目されるとは思ってもいなかったので驚いています。でもどのような形であれ生き物の魅力を伝えるいい機会になりました」とコメント。たくさんの方がエイに興味を持ってくれたことをうれしく感じている様子でした。

<記事化協力>
ふぃっしゅϵ( ‘Θ’ )϶さん(@tm3aqua)

(山口弘剛)