デンマーク王国大使館は“Denmark – The Land of Everyday Wonder「デンマークパビリオン」”を開催。7月23日~8月8日、8月24日~9月5日に、デンマーク王国大使館とヒルサイドフォーラムにて実施されます。

 「デンマークパビリオン」は国連が発表する世界幸福度ランキングで1位になったこともあるデンマークと、同国を代表する企業・団体の魅力を紹介するための展示会。会場にはデザイン、ヘルスケア、グリーントランジション(エネルギー)、食品、観光などをテーマにした7つのブースが設けられます。

 開催期間中は、普段は入ることの出来ないデンマーク王国大使館を一般開放。入場無料でデンマークの文化に触れることができる特別なイベントです。

デンマークパビリオン

 本展ではデンマークの伝統的なグルメを販売。コペンハーゲン市内のいたるところに屋台がある定番グルメの「ホットドッグ」や、発酵した生地にバターを幾重にも折り込んで作られたさくさくした食感が魅力の「デニッシュペストリー」などを味わうことができます。

 また環境にやさしいデンマークならではのグルメも用意。植物ベースの代替肉をデンマークの大手パンメーカー、ラントメネン・ユニベイク社のピタパンに挟んだ「ピタサンド」や、原料がすべてオーガニックのお菓子「ローバイト(6種類)」も販売予定です。

 そのほか、子どもも楽しめるイベントとして、宝探しやプログラミング教室を開催。デンマークに本社があるLEGO(R)ブロックのアトラクションコーナーも。さらにデンマークの国民的キャラクター「ラスムス・クルンプ」も登場し、会場を盛り上げます。

ラスムス・クルンプ

 さらに大使館の向かいにあるヒルサイドフォーラムでは「Japanese influx on Danish Architecture & Design 1950-2020 建築展」を開催。

 実は日本の文化に強く影響を受けているという、デンマークの建築とデザイン。本展では過去1950年代よりデンマークの建築やデザインがどのように日本からインスピレーションを受けてきたかに焦点を当て、日本の建築様式を取り入れたデンマークの建築物の写真や実物の家具が展示される予定です。

日本の建築様式を取り入れたデンマークの建築物(1)

日本の建築様式を取り入れたデンマークの建築物(2)

日本の建築様式を取り入れたデンマークの建築物(3)

 ちなみにデンマークパビリオンの会場の設計は、ヨーロッパの幼稚園や博物館のコンペティションで最優秀賞に輝いた実績を持つ建築家、加藤比呂史氏が担当。持続可能性と、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けた共通の取り組みに焦点を当てて設計されています。

 自然光をふんだんに取り入れた自然と調和した会場で、450平方メートルの中庭はアーケードで覆われているため、雨でも楽しめる空間となっているとのことです。

 デンマーク王国大使館にて開催される「デンマークパビリオン」は、7月23日~8月8日、8月24日~9月5日の11時~18時に開催予定。ヒルサイドフォーラムにて開催される「建築展」は7月23日~8月8日の11時~19時に開催予定。7月23日は15時から一般公開となります。

情報提供:デンマーク王国大使館