ツイッターに思わずほっこりする「お父さんあるある」が投稿されました。

 「手術中に後輩の先生に「パパがこれ持っててあげるから縫いなよ」って言ってしまいました。恥ずかしい……」というつぶやきを投稿したのは、心臓血管外科専門医である月岡祐介さん(@TsukiokaYusuke)。手術中という緊迫した状況での発言が、よりシュールな笑いを誘います。

 幼稚園に通う娘さんを持つ月岡さん。月岡さんに当時の状況をうかがうと、手術は月岡さんを中心に5人で行い、その中のひとりである後輩の先生は月岡さんのサポートを担当していたのだそう。手術の大切な部分は終わり、「普段から非常に優秀」という後輩の先生に経験を積んでもらう事を目的に、部分的な手技を行ってもらったとのこと。

 その術中に思わず口からこぼれた「パパ」の一言。発言後は自分でも思わずびっくりして、とても恥ずかしい気持ちになってしまったそうです。

 明らかに周りの先生にも聞こえる大きさで言ったので、絶対に聞こえていたはずではありましたが、幸い(?)術中や術後に「パパ」発言に対して何か言ってくる人はいなかったそう。それはそれで気まずそうですが……笑。その後月岡さんは「自分の事パパって言っちゃった」と自ら後輩の先生に申告したそうです。

 集中しているがゆえにポロっと出てしまった「パパ」発言には多くの反応があり、ツイートの返信欄には「旦那に向かってお母さんと、素で呼んだ事があります」「オレも後輩を息子の名前で読んじゃいます」と、似たような経験をしたことがある方からの共感の声が多数寄せられています。

 普段から後輩の先生の育成に愛情を注いでいるという月岡さん。きっと我が子の成長を見守るような気持ちで後輩の先生の手術を見守っていたのでしょう。

<記事化協力>
月岡祐介(心臓外科専門医)さん(@TsukiokaYusuke)

(山口弘剛)