アメリカ海軍の空母ドワイト・D・アイゼンハワーと、その空母打撃群が2021年4月2日(現地時間)、地中海から再び開通したスエズ運河を通り、紅海へと進出しました。今後アイゼンハワーは、第5艦隊の担当区域で周辺国との共同訓練を実施するほか、先に中東入りしているフランス空母シャルル・ド・ゴールと同様に「テロとの戦い」に従事します。

 スエズ運河を通過したのは空母アイゼンハワーと、その空母打撃群を構成する巡洋艦モンテレー、第22駆逐隊の駆逐艦ミッチャー、駆逐艦ラブーン、駆逐艦マハン、駆逐艦トーマス・ハドナーの計6隻。スエズ運河はコンテナ船の座礁により通航が支障されていましたが、コンテナ船が無事離礁したことにより3月29日から通航が再開されています。


 スエズ運河は、既存の水路や湖などを繋ぎ合わせるように作られています。このため、水路はまっすぐではなく曲がりくねっており、大型の艦船が通航する際にはパイロット船の先導が必要です。


 アイゼンハワー空母打撃群が無事スエズ運河を通り、第5艦隊の担当区域に進出したことを受け、第5艦隊司令官のサミュエル・パパロ中将は「エジプト政府とスエズ運河庁が、全ての船舶にとって重要なこの水路で通航の安全を確保するため、努力していること、そしてアイゼンハワー空母打撃群を迅速に通航させてくれたことに感謝申し上げます」との談話を発表しています。

 アイゼンハワー空母打撃群(CSG-2)の司令官、スコット・S・ロバートソン少将は「私たち空母打撃群は、紅海にて任務を行うことを大変楽しみにしています。第5艦隊全体にとって、地域とのパートナーシップが重要なのはけして誇張ではなく、エジプトとの関係を強化することは、私たちの永続的な海洋での努力における信頼とダンケル、双方を促進するために欠かせないものです」とコメント。スエズ運河通航における、エジプト当局の協力に謝意を示しています。


 アイゼンハワー空母打撃群は、紅海をはじめとするアラビア半島周辺海域で、地域の国々と共同訓練を実施する予定。また、先に中東入りしているフランス海軍の空母シャルル・ド・ゴールと同様、この地域における「テロとの戦い」に従事することになっています。

<出典・引用>
アメリカ海軍 ニュースリリース
Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)