大きな地震が起きると発生しやすいペットの脱走・迷子。犬や猫は大きな揺れでパニックになって外に飛び出してしまう事もよくあります。そんな脱走時に見つかりやすいように、と目立つ首輪を愛猫に付けてみたところ、ネットで大注目となっています。

 「地震の備えとして 首輪が必要なんですが何故か見当たらず、とりあえず えらいめでたいのを着けました。本人も満更でもない様子で 背筋がしゃんとしています」とその様子をツイッターに投稿したのは、3歳の黒猫の男の子であるこねろくくんの飼い主さん。

 その首輪、しめ縄といい真ん中に付いている飾りといい、横綱の化粧まわしを思い出させます。金色の布で縁取られ、ネズミを模した赤いだるまの中には「2020」の数字、その下には「令和」の文字。布飾りの両側には紅白の四角を連ねたようなしで飾り。何ともめでたくよく目立つ首輪です。

 この華々しい首輪を付けられた猫さん自身も、お目めぱっちりキリっとしたような顔つきに。何だか背筋も伸びています。

 飼い主さんによると、普段は普通の首輪をつけていてもすぐに外してしまう事も多いそうですが、この日は何だかキリっと付けられたままになっており、ごっつい首輪なのに付けたまま寝てしまったのだとか。

 飼い主さん曰く、「普段は好奇心だらけのくせにびびりな甘えんボーイ」なこねろくくん、何故かこの首輪はビビらずに付けて落ち着いた様子。

 そんな様子を見た人たちからは、「外に飛び出てもしっかり大事にされてる子だと一目でわかるし、お互いに探しやすそうww」「猫神様みたい」「ありがたや」「尊い」などなど……。

 飼い主さんによると、この時は引っ越したばかりで普段用の首輪がどこの段ボール箱に入っているのかすぐに探し出せなかったので、とりあえず見つけたこの首輪を付けてみたのだそう。ちなみにこの首輪は2020年のお正月に、飼い主さんのご両親からプレゼントされたものなのだとか。

 なるほどお正月……。華やかでめでたい感じと、干支のネズミと西暦が入った首輪は猫のためのお正月飾り、といった雰囲気。若干のどすこい感もそこはかとなくあるものの、縁起の良さは抜群ですね。

 しかし、普段の迷子防止にはマイクロチップの活用や、連絡先を書いた首輪を普段から付けておくといった事も大事ですよ。

<記事化協力>
こねろくさん(@nkknrk)

(梓川みいな)