外来に受診をする時、患者側が一番気を付けなくてはならないのがマスクをどうするかというところ。新型コロナウイルスが蔓延している昨今、いつの間にか自分のマスクの外側に何が付着しているか分かりません。そこからの感染拡大を防ぐため、外来担当医が注意喚起のツイートを投稿しています。

「外来診療している医師として何度も言わせてもらいます

診察の初めにマスクを外してくださる患者がいますが、外さなくて平気です

・顔を見せなくても失礼ではない
・診察室にウイルスがいない保証はない
・こちらも患者もかかっていない保証がない
・マスク表面に触ることが感染リスク

ご理解を」

 と、文末に土下座マークまで付けて発信しているのは、整形外科医のおると医師。新型コロナウイルス感染症が蔓延するまではコミュニケーションのためか、患者側もマスクを外してくれるというケースが多くありました。

 しかし、今の世の中、誰がウイルス保持の無発症者であるかなど分からない状態。診察する医療機関側も、多くの人と接している状態の中でいつ新型コロナウイルスを持ち込まれるか分かったものではない状態。

 このため、現在はマスクを外してもらう時は必要最小限にとどめてもらっている医療機関がほとんどです。一番マスクを外して診察する機会が多い内科や耳鼻科・歯科口腔外科でも、診察室に入ってから「医師が指示するまではマスクを外さないよう」にと患者側にポスターや口頭などで指示している所が多くみられます。

 そこで、おると医師に「もしマスクを外す必要がある時(外してくださいと言われた時)はどうすればよいか」を聞いてみました。

■ もしマスクを外す時には?おすすめな手順も聞いてみた

 「外す際はマスク表面を触らず、耳にかける糸のみ触り外すようにした方が良いでしょう。つける時も同じです。保存は袋などに入れることができると良いかと思います」との事。

 詳しく補足すると、マスクを取る時は両耳から外し、そのまま両端をもって口が当たっていた部分が内側にくるよう二つ折りにします。それを市販のマスクケースやビニールの小袋に畳んだままの状態で入れ、診察が終わった後に再度両耳ゴム部分を持って裏表を間違えないように装着します。

 ここで絶対に「マスクの裏表を間違えないようにしましょう」。外側になっている部分は、呼吸で空気が通る部分を中心に目に見えないウイルスや雑菌で汚れている状態。建物内の空気自体も決してキレイとは言えません。マスクの外側を鼻や口に当てる事は、そのままマスクに付いているウイルス類を体に取り込んでしまう事になってしまいます。

 新型コロナウイルス感染症後の新しい生活様式の一つとして、診察時は必要以外にマスクを外さない事も心得ておきたいですね。

<記事化協力>
整形医おるとさん(@Ortho_FL)
ブログ:フリドク ~フリーランスの医師が医師転職・非常勤やスポットバイト・フリーランスについて考えるブログ~

(梓川みいな/正看護師)