鹿児島や宮崎などで親しまれている和菓子「かるかん(軽羹)」。名前からキャットフードと勘違いされることもありますが、米粉で作った白いカステラのような見た目の蒸し菓子です。そのまま食べてもおいしいのですが、ひと手間加えバターで揚げ焼きしたアレンジレシピが激うまだとTwitterで注目を集めています。

 鹿児島や宮崎など、南九州ではよく知られた和菓子の「かるかん」。米粉と山芋粉、砂糖からなる生地を型に流し込み、せいろで蒸しあげて作ります。

 同じように米粉と砂糖を使った蒸し菓子に「ういろう」がありますが、かるかんは山芋粉がベーキングパウダーのような役割を果たし、ふっくらとカステラのような仕上がりになるのが特徴。しっとり軽い口どけで、中に餡を包んだ「かるかんまんじゅう」も有名です。

 そのまま食べても上品な甘さがおいしいのですが、バターで揚げ焼きにするというアレンジレシピを紹介したのは、野生の食材を採って調理する「野食」の第一人者、茸本朗さん。パートナーの方が鹿児島出身ということもあり、かるかんを買い求めたそうです。

 茸本さんは「九州人なら一度は食べたことのある鹿児島銘菓かるかん。羊羮とカステラと道明寺の中間みたいな味がする不思議なお菓子なのですが、バターでじっくり揚げ焼きにしたら死ぬほど旨くなるということがこの度判明しましたのでシェアします。なおカロリー」とTwitterに投稿。

 作り方は、厚さ2cm~2.5cmくらいにスライスしたかるかん1切れあたり20gのバターをフライパンに溶かし、中火でかるかんの表面全てに焼き目を付けます。その後、弱火にしてじっくりと揚げ焼きに。

 揚げ焼きにする関係で、フライパンは小さいサイズの方が作りやすいと思います。もしバターが少なくなったら、さらにバターを足していきましょう。

 出来上がりは、表面がバターと砂糖で香ばしく、中はかるかんのふっくらした食感。バターのおかげで、ちょっと洋菓子というか、どこかフレンチトーストのような感じになります。

 バターをたっぷりと使うため、カロリーは気になりますが……試してみると、面白いと思いますよ。また、南九州の和菓子屋さんの中には、かるかんの材料を売っているところもあり、自作することも可能なので、自分好みのかるかんで作ることもできますよ。

<記事化協力>
茸本朗さん(@tetsuto_w)

(咲村珠樹)