「冬の猫」といえば、童謡「雪」のフレーズにもあるような「猫はこたつで丸くなる」や、ストーブの前で鎮座している様子を、SNS上で「#ストー部」というハッシュタグで盛り上がったりと、「体が温まる」ことを好む猫が多く見受けられます。

 しかしながら、どうやらこれには例外も存在するようです。

 「お母さん…寒いんですけど…?扉閉めさせてもらえませんか…?」というつぶやきとともにTwitterに投稿されていたのは、6歳のメスのマンチカンである、ののちゃんの後ろ姿を写した姿。プリっとしたお尻がとてもチャーミングですね。

 このつぶやきは、飼い主であるののいなさんが、ののちゃんに向けて“つぶやいた”もの。

 実はののちゃんは、「夏は寒がり・冬は暑がり」な猫ちゃん。特にエアコンの風が大の苦手で、こたつに関しても、ののいなさんが電源を入れると叱ってくるそう。

 今回の投稿も、ののいなさんが部屋を出入りした隙にドアの前に陣取っていたそうで、戻ってきた際に撮影した「日常風景」。

 「世の中の猫ちゃんは、こたつで丸くなったり、ストーブの前で可愛く鎮座する姿が見られますが、我が家はそうではないんです……」

 と、「家庭事情」について、残念そうに語ってくれたののいなさん。とはいえ、冬といえば、空気が乾燥する季節でもあります。特に今年は、新型コロナウイルスの影響で、とりわけこまめな換気が必要と考えると、ののちゃんの行動も、ののいなさんに対する気遣いなのかも?

 余談ですが、ののいなさんは、ののちゃんの双子のお兄ちゃんでもある、いなくんも飼われています。しかし、いなくんもののちゃん同様の体質とのこと。どうやら今年の冬も、ののいな家の「空気の入れ替え」は万全のようです。

<記事化協力>
ののいなさん(@Kirika_ma_cos)

(向山純平)