2021年5月に開催予定のコミックマーケット99。主催するコミックマーケット準備会より、昨今の新型コロナウイルス感染症や会場を取り巻く環境の変化を鑑み、当初発表していた5月2日~5日の4日間開催から、5月2日~4日の3日間開催への短縮が発表されました。あわせて一部ジャンルの配置日変更と、当該ジャンル申し込みサークルを対象にしたキャンセル受付も発表されています。

 コミックマーケット99(コミケット99/C99)は、会場として使用する東京ビッグサイトがオリンピック・パラリンピックでのメディアセンターとなるため、通常の「夏コミ」が開催できず、5月の大型連休にあたる5月2日~5日のスケジュールで開催されることがアナウンスされ、12月上旬にサークル参加の申し込みが締め切られていました。

 しかし郵送・オンラインでの申し込み締め切り後、開催地である東京を巡る新型コロナウイルス感染拡大の状況は悪化の一途をたどりました。日々発表される新規感染者数は連日高止まりし、それと同時に重症化した患者の数も増加。医療崩壊の危機が迫っています。

 主催するコミックマーケット準備会の発表によると、来るコミケット99の運営方法について、継続的に準備会は協議や検討を重ねてきたといいます。その結果、昨今の新型コロナウイルス感染症や会場を取り巻く状況の変化、そして様々な事情により参加の難しい準備会スタッフが相当数見込まれるという状況を鑑み、開催期間を当初予定していた5月2日~5日の4日間から、5月2日~4日の3日間へと短縮する決断を下しました。

 新しい開催日程は、サークル(同人誌即売会)が2021年5月2日~4日の3日間。そして企業ブースの設置が2021年5月2日~5月3日の2日間となります。

 また、開催期間が4日間から3日間に短縮されるため、ジャンルごとの配置予定日が一部変更されています。当初4日目に配置される予定だった「デジタル(その他)」「同人ソフト」「VTuber」「東方Project」「評論・情報」「鉄道・旅行・メカミリ」、3~4日目に配置予定だった「男性向」の各ジャンルだけでなく、3日目に配置予定だった「オリジナル雑貨」ジャンルも変更されているので注意が必要です。

 これにともない、配置日が変更となるジャンルで申し込んだサークルサークルについては、キャンセルを受け付けることとなりました。郵送申し込みサークルには郵便で、オンライン申し込みサークルには電子メールで案内が送られるとのことです。

 今後とも新型コロナウイルス感染症に関する情勢の変化により、コミックマーケット99の開催については様々な変更が予想されます。最新の情報はコミックマーケット公式サイト、および公式Twitterアカウント(@comiketofficial)からの情報発信を参考にし、けして伝聞に基づいた噂を広めないようにしてください。コミックマーケットに関する伝聞・噂に基づく誤った情報により、過去に嫌がらせを受けた筆者からのお願いです。

<出典・引用>
コミックマーケット公式サイト「コミックマーケット開催日数変更のお知らせ(2020年12月20日)」
※画像はコミックマーケット公式サイトからのスクリーンショットです

(咲村珠樹)