「ペットと一緒に過ごしている時間」というのはかけがえのないもの。一緒にいる様子を「記念撮影」する方も多いと思いますが、その様子をとらえたものが、Twitterで大きな反響となっています。

 「もんたと一緒に写ってる写真がほとんどないので、思い出に素敵な写真をと思って撮ったらこれよ」というつぶやきと共に、もんたの日常さん(以下、飼い主さん)が記念撮影をしたのは、愛猫であるオスのもんたくん。

 まだ1歳3か月ながら、貫禄十分の風貌で独特のオーラを醸し出す猫さん。そんなもんたくんの様子を、飼い主さんはTwitterにて日々投稿されています。

 飼い主さんはこの日、写真整理も兼ねて過去写真を見返していたそう。すると、とあることに気づきました。

 「もんたと一緒に写っている写真が、殆どないことに気づきまして。それで形に残そうと思い、もんたを抱いて鏡に向かって、『カールとシュペット』のような写真を撮影しようとしたんです」

 そう当時を振り返る飼い主さん。ちなみに、飼い主さんのいう「カールとシュペット」というのは、「シャネル」や「フェンディ」などを手掛けたドイツ出身の世界的デザイナー、故カール・ラガーフェルドと、その愛猫である真っ白な被毛が特徴的なバーマン種のシュペットのこと。

 カール・ラガーフェルドは晩年に、愛猫とのツーショット写真を多数撮影。「黒いサングラスをかけた白髪の紳士が、愛猫を抱きかかえたツーショット写真」といえば、思い出す方も多いのでは。そんな「世界一ラグジュアリーな写真」を再現しようと、飼い主さんは鏡越しで撮影したのですが……

 「被写体」となったもんたくんの表情はというと、半開きになった瞳でじっとどこかを見つめたもの。悟りを開いて達観しているかのようです。記事を書いていて大変恐縮ですが、言葉では言い表せない、不思議と引き込まれるものとなっています。

 Twitter上も同様に引き込まれた方が多かったようで、リプライ(返信)欄では、「目にしっとりとした悟りを感じる」「なんて味のある顔の子……(笑)」「みんなにゆとりをくれそうですね」「まだ1歳でこの重厚なオーラは只者ではない……」などといった声が。また海外からも多くの反応があり、8万を超えるいいねが寄せられる大きな反響となりました。

 見る人を不思議な世界に引き込んでくれたもんたくんですが、実は弊社では先日も、ストーブの前で撮影した写真が、1歳3か月とは思えぬ「オンオフ感」あふれる写真ということで、記事にて紹介いたしました。

 その際も、大変に魅力的な猫さんだと感じたのですが、今回記事にするにあたり、筆者は改めてもんたくんの持つ味わい深さを再認識。ちなみに、今回の投稿の反響により、目算ですがフォロワー数も2万人以上増えた様子。どうやらもんたくんの魅力が、世界にも発見されたようです。

<記事化協力>
もんたの日常さん(@montanonichijo)

(向山純平)