誰かの言動を見たり聞いたりして虫酸が走ることも時にはあると思いますが、不快な思いをしたのをきっかけに、本当に「虫酸」を走らせてしまったのが、Twitterユーザーのsora.Fさん。いったい、どうやって「虫酸」を走らせたのでしょうか?

 sora.Fさんは11月16日、「『虫酸が走るラジコン』を作りました」というコメントと共に、写真を投稿。写真には、紙粘土で「虫酸」という文字をかたどった車体(と言って良いのか分かりませんが……)のラジコンが写っていました。さらにsora.Fさんはその後、元気に「虫酸」が走っている動画も投稿しています。

 まさか、本当に走らせてしまうとは……。sora.Fさんにお話を伺ったところ、日常生活で少し虫酸が走る出来事があり、「この不快感をどうにか笑いに昇華できないかな……」と考えていたのをきっかけに、今回の「物理的に『虫酸』を走らせる」というアイデアを思いついたとのこと。

 「あまりのバカバカしさに、『思わず不快感を忘れて笑ってしまうのではないか』と考えました」と語るsora.Fさん。製作時間は5時間で、製作費は「紙粘土3パック330円と、ラジコン代1500円で、1830円です」と教えてくれました。アイデアを思いつくだけでも凄いですが、それを具現化してしまうなんて……。

 sora.Fさんに、こだわった点についても聞いてみると「『虫酸』の不快感を表現するため、敢えて手触り感のある紙粘土で造形した点と、『虫酸』の不快感を表現するため、ドロドロ・ギスギスした紫色を用いて塗装した点です」と話していました。たしかに「虫酸」感が出ていますね。

 完成した「虫酸が走るラジコン」が実際に走っている姿に、sora.Fさんは「かなりの速度で駆けていくため、虫酸が走るどころか、むしろ爽快感を感じました」と言い、「今後、日常生活で不快感を抱くことがあれば、ラジコンを疾駆させようと思います」と語っていました。みなさんも、虫酸が走った時は、虫酸を走らせて(物理)みてはいかがでしょうか。

 この投稿には、約1万5000件のリツイートと、5万5000件以上のいいねが付き、「悪寒とレースしてほしい」「こういうセンスと実際に作ってしまう行動力がほしい」「頭のどこを捻ったらそんな発想が出てくるんだ」など、多くのコメントが寄せられています。

<記事化協力>
sora.Fさん(@13237sora)

(佐藤圭亮)