小学生の時、紙の資料などを配る際に、年配の先生などがよく指をペロッとなめて配るのが本当に嫌でした……。大阪で消防用設備等の施工・点検をしている青木防災株式会社の公式Twitterも同じ気持ちだったようで、「禁止されるべき」「止めましょう」と、呼びかけています。

 青木防災の公式Twitterは8月7日、「先ほど遭遇した、図面をめくるオジ様の『指をペロッ!』と舐める行為、このご時世に物騒ですから禁止されるべきかと」と、コロナ禍中であることもふまえて提案。

 「手指を舐めた当人だけでなく、唾液の付いた紙を触った人にもリスクが及びます」と言い、「アルコールを用いた手指消毒やマスク着用も『指をペロッ!』で台無し……止めましょう」と、同社に所属する猫社員のタマスケ広報課長の指ペロ動画を添えつつユーモア交えて投稿しました。

 この「指ペロ」は以前にも問題になり、あるタクシー会社は全社員に「指ペロ」禁止を通達したり、書類や紙幣などをめくる時に「指ペロ」する人は、“ペロリスト”と呼ばれたりもしていました。しかし、まだまだ ペロリストは存在しているようです。

 青木防災の公式Twitterにお話を伺ったところ、これは実体験で、指ペロをしたのは「仕事相手である年配の方でした」と話し、「建設業は高齢者が多いほか、図面などの紙媒体を触る機会も多々あるので、指ペロ頻度は高そうです……」と、指ペロの現状を教えてくれました。

 「社内にはいませんが、比較的年配の方と仕事で接する際に、これまで見かけていた気がします」と語る青木防災の公式Twitter。そんな場面に出会うたび、「『いや、このご時世に自滅行為でしょ……』『ってか、その触った図面も危ないって!!』みたいなことを心の中で思っていました」とのこと。

 たしかに、新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれる中、指ペロをすることは危険すぎる行為かもしれません。指ペロをするのは、猫だけにしてほしいですね。

<記事化協力>
青木防災株式会社公式(@aokibosai)

(佐藤圭亮)