コメダ珈琲店などを展開している株式会社コメダは、原材料をプラントベース(植物由来)とした新業態ブランド「KOMEDA is □」(コメダイズ) を、7月15日に東京・東銀座にオープン。7月9日、「KOMEDA is □東銀座店」のオープンに先がけて、メディア関係者向けの内覧会&試食会が開催されたので行ってきました。

 「地球とくつろぐ」ことを目指してつくったという、全メニューが100%プラントベースの喫茶店「KOMEDA is □」。内覧会では、「KOMEDA is □」事業開発担当の上石さんが登壇し、「何気ない日常がかけがえのないもので、そして、それをいつまでも続くように……そんな思いで、このブランドを立ち上げました」と話していました。

 ちなみに、「KOMEDA is □」という店名ですが、上石さんによると「□の中に、relaxingやdeliciousなど、新しい魅力をどんどん発信していきたい、感じていただきたい。そして、くつろぎの幅をもっと広げていきたい。そんな想いから、この店名を付けました」とのこと。

 「KOMEDA is □」では、バーガーなどのフード34種、パンケーキなどのデザート8種、そして、コメダ初のアルコールメニューも販売。有機ブドウを使用した赤・白ワインやスパークリングのビオワイン、ビールなどが用意されており、ワインもビールも醸造過程において動物由来の清澄剤を使ってなく、100%プラントベースなのだとか。

 そんな「KOMEDA is □」のメニューの監修と開発をされたのが、料理家でべっぴんプラス株式会社代表の廣瀬ちえさん。「100%プラントベースでも、美味しさを追求して、1年間かけて開発をさせていただきました」と語っていました。

 廣瀬さんのこだわりが詰まったメニューの中から、今回試食させていただいたのが、「べっぷんバーガー アボ照り」(1080円/税込)と「コメパンケーキ もっちりsioメープル」(1080円/税込)。

 「べっぷんバーガー アボ照り」は、大豆を使用したダイズミートをパテに、天然醸造&長期熟成で丁寧に作られたみりんや醤油、味噌など、日本の伝統調味料を贅沢に使い、オリジナルの照り焼きソースを合わせたバーガー。バンズも米粉入りのバンズを使い、ヘルシーな仕上がりとなっています。それでは、いただきます!

 ダイズミートのパテを初めて食べましたが、まるで牛肉のパテのようで美味しい!アボカドもふんだんに入っていて、ボリューム満点、食べごたえ抜群。ダイズミートのパテとアボカド、トマトの相性が最高に良く、罪悪感なく、カブリつけます。上石さんが「お店のコンセプトは『お肉を休む日を、つくろう。』です」と言っていましたが、これなら無類の肉好きの筆者も「休肉日」がつくれそうです。

 「コメパンケーキ もっちりsioメープル」は、小麦粉の代わりに国産米粉を使ったパンケーキ。お米と水からできたライスジュレを使い、食感を楽しんでもらうため、その分量に試行錯誤を重ねた逸品とのこと。それでは、こちらもいただきます!

 米粉を使ったパンケーキは、もっちり食感ですが、口に入れた瞬間ふわっと広がる感じもして、トッピングのメープルシロップと豆乳ホイップとの相性も良くて美味しいです。メープルシロップと豆乳ホイップも、もちろんプラントベースなので、ヘルシーで優しい味わいがします。

 2品とも完食。ごちそうさまでした!普段から肉料理ばかり食べ、肉が無い食事はおやつと思っていた筆者でしたが、「KOMEDA is □」の料理にビックリ。「KOMEDA is □」の“□”に入れる言葉は、「surprise」で決まりだなと思いながら、お店を後にした筆者でした。

取材協力:株式会社コメダ

(取材・撮影:佐藤圭亮)