豊川悦司さん、常盤貴子さん主演の珠玉のラブストーリー、「愛していると言ってくれ」2020年特別版が、5月31日から4週連続で全4回にわたり、TBS系列で放送されましたが、脚本を担当した北川悦吏子さんが、番組コメントに対し「チャラ男」という言葉は自分が考えたとTwitterで回答しました。

 「愛していると言ってくれ」は、幼いころに聴覚を失った後天性聴覚障害者の新進青年画家と、アルバイトをしながら劇団で演技の勉強を続けている女優の卵の、ことばを超えた純粋で繊細なラブストーリー。1995年7月期の金曜ドラマ枠で放送され、最終回の視聴率は20%をはるかに超え、話題になりました。

 そんなドラマのワンシーンに、「チャラ男」というワードが出てくるのですが、視聴者が「チャラ男ってワードこの頃からあったんだ」とTwitterでツイートすると、北川さんは「私が、考えました。チャラ男。マジです」と、引用リツイートしました。

 今でも普通に使われている「チャラ男」という言葉。大流行するわけでもなく、自然に生活の中に溶け込んでいる感じがスゴイ……。北川さんがいなかったら、現在ブレイク中の人気お笑いコンビ・EXITも、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんのキャラクターも、生まれていなかったということでしょうか……。

 この投稿には、「まさに時代を作っていたんですね」「もはや定番フレーズですね」「チャラ男という呼び方って25年しか経ってないのか……」など、ファンの人たちから驚きのコメントが寄せられています。

 北川さんが考えたという「チャラ男」。的確な表現だからこそ、へんに流行せず、普通に使う言葉として浸透していったのでしょうね。一時代を築いた脚本家・北川悦吏子さんの、その才能の一端を垣間見たような気がした筆者でした。

<出典・引用>
北川悦吏子さんTwitter(@halu1224

(佐藤圭亮)