永瀬廉さん(King & Prince)主演の映画「弱虫ペダル」のクランクアップが発表されました。本作は2020年2月初旬にクランクインした後、新型コロナウイルス感染症の影響による緊急事態宣言発出を受けて撮影を中断。6月の宣言解除後に撮影を再開していました。

 実写映画「弱虫ペダル」は、渡辺航さんの同名マンガを原作にした作品。原作マンガは、2008年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載開始され、現在まで67巻を出版。その他には、アニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマ化されるなど様々な展開が行われてきましたが、実写映画化に関しては今回は初めてとなります。

 実写映画の撮影にあたっては、自転車での走行シーンはCGや合成ではなく、実際にキャストたちが走行してカメラカーが並走し撮影されています。このため、永瀬さん以外のチーム総北のメンバー(伊藤健太郎さん・坂東龍汰さん・竜星涼さん・栁俊太郎さん・菅原健さん)たちも体力作りに加え、何度も何度もフォームをビデオで確認するなど、ハードな自転車練習を繰り返し本番に挑んだとのこと。本物の部活動さながら、息が切れるまで走りこみ、終わった後は芝生に倒れ込むこともしばしばあったそうです。

 クランクアップの日は、永瀬廉(King & Prince)演じる主人公・小野田坂道と伊藤健太郎演じる今泉俊輔の2人がロードレース対決をする重要なシーンが撮影されました。梅雨の時期にも関わらず、この日は快晴。原作にも出てくる激坂を限界ギリギリまで必死で登りきる2人の見ごたえあるシーンが撮影できたそうです。

 無事クランクアップを迎えた永瀬さんは「今日の激坂はとにかくキツかった!でも、皆でずっと練習から頑張って、苦しい時もありましたが、それすら今はいい思い出です!」、伊藤さんは「俺も今日が1番キツかった!寒い時期から暑い時期までかかりましたが、無事に怪我なくクランクアップできてよかったです」と振り返りました。

 そして、改めて2人とも「当たり前の出来事が経験できなくなった今だからこそ、是非劇場で僕らの頑張りを見て、青春を体験して欲しいです」とコメントをしました。

 実写映画「弱虫ペダル」の制作はこの後もつづき、8月上旬に完成予定。公開はその後すぐの2020年8月14日が予定されています。

(C)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (C)渡辺航(秋田書店)2008
情報提供:2020映画「弱虫ペダル」製作委員会