富士急ハイランドの公式Twitterは6月17日、お客さんからの「ジェットコースターで大声を出さないのは無理」という声にこたえ、富士急ハイランド社長の岩田さんと、富士急行社長の堀内さんが、終始無言でジェットコースターに乗る動画を投稿。お客さんから「シュールすぎる」「CMにしよう」などの声が寄せられ、話題になっています。

 富士急ハイランド公式Twitterは「6月19日(金)より47都道府県の皆様がご来園いただける準備が整いました!」と、6月17日に来場地域制限解除のお知らせをしました。そして、「富士急ハイランドでは様々な感染症対策を講じた上で”新しい絶叫スタイル”をお届けします!」と、遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを踏まえ、営業していくことを報告。

 「遊園地・テーマパークにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」とは、東日本・西日本遊園地協会と賛同企業が5月22日に発表したもので、新型コロナウイルス感染拡大防止のために実施すべき対策を整理した指針です。

 しかし、その中には、「ジェットコースター等搬器を伴うもの」の項目などに、「来場者に対して、マスクの着用、及び大声での発声は控えるように促す」というような記載があり、これに対して「ジェットコースターで大声を出さないのは無理」という声がネットなどにはあがっていました。

 そこで、富士急ハイランドの公式Twitterは6月17日、「弊園では両社長からお手本動画をお届けいたします。ご参照ください…」と、動画を投稿。そこには富士急ハイランド社長の岩田さんと、富士急行社長の堀内さんが並んで座り、一切声を出さずに、無表情でジェットコースターに乗る姿が映っていました。

 会社の社長が体を張って実践している姿に、約5万5000件のリツイートと、約8万5000件のいいねが付き、「この動画CMにしたら?」「シュールすぎ(笑)」「企画した人も思いきりあるけど、企画を受ける社長も思いきりが良い」など、多くのコメントが寄せられ、動画を見た人を楽しませています。

 ちなみに富士急ハイランドの社長といえば、ホラーイベント「FUJI-Q HALLOWEEN 戦慄ホラーナイト」で総勢100体の亡霊軍団の一人として自ら特殊メイクを施し亡霊となるなど、今回に限らず組織のトップとして体を張りまくっています。

 また、今回投稿には「#堀内社長は高所恐怖症」というハッシュタグが付いているのですが、当の本人は途中、冷静にずれるマスクを直したりするなど、いたって冷静。とても高所恐怖症には見えません。さらに堀内社長は今年(2020年)還暦とのこと。これが大企業のトップに立つ漢たちの生き様ということでしょうか……!

 ちなみに、ツイートの動画には一部しか映っていないため、お客さんから「最初だけ……」と、もの言いが付いたようで、富士急ハイランドはそんな声にもこたえ、フルバージョンの動画を公式YouTubeチャンネルで公開しています。疑っている人は確認してみるのもいいかもしれません。

<出典・引用>
富士急ハイランド公式Twitter(@fujikyunow)
※画像は富士急ハイランド公式YouTubeチャンネルのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)