小腹が空いた時に嬉しい一口サイズの肉まん。中の餡がぎっしり詰まっているジューシーな肉まんが、自宅でも簡単に再現できてしまうレシピに注目が集まっています。

 レシピ本「syunkonカフェごはん」シリーズの著者で知られる料理コラムニストの山本ゆりさん。日々のレシピ研究の成果はブログをはじめ、ツイッターにもよく投稿されています。

 その山本さんの自信作である、食パンで作る本気の肉まんが、ネット民の目を引いています。

 「ちょっと感動の味です【食パンで!!本気の肉まん】薄皮で小ぶり、もっちりジューシー!むしろええとこの肉まんのような美味しさ。食パンに冷凍焼売包んで肉まん、というのを昔テレビで見たんで、餡もこだわり何度も試作した自信作です。蒸し器不要!レンジで10分かからず作れる気軽さなので是非」と、出来上がり状態の肉まんの写真とともにツイート。続くツイートでレシピと作り方を公開しています。

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【4個分】

1.耐熱容器に[微塵切り玉ねぎ1/4個、豚ひき肉100g、片栗粉小さじ2、顆粒鶏ガラ、酒各小さじ1、砂糖、醤油、ゴマ油各小さじ1/2、塩胡椒少し、チューブにんにく、生姜各1cm]を混ぜふわっとラップ2分30秒チン。混ぜる

2.耳を切った6枚切食パンをラップに乗せ水小さじ2をかけ、裏返し、手で伸ばす

3.1を1/4量ずつのせ、ラップでギュッと茶巾にする。4個まとめてレンジに入れ1分20秒チン

完成!!
★水のかけすぎ注意
★加熱後すぐはパンがファーン開きやすいんで改めてギューっと茶巾にして(熱いけど)1分ほど置くと固定されます
★ラップが薄い安いものだと難しいんで、できればええやつで
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 パンを湿らせて伸ばす事で、ふかっとした市販の肉まんよりも薄皮な、ジューシーな肉まんができるという訳ですね。加熱後にしっかりギュッとラップを締める事で、パンの形が冷めるとともに固定していくようです。ちなみに、ラップは「ええやつ」推奨ですが、食パンはフワフワすぎたりバターたっぷりタイプじゃない、98円〜128円位の安めのものがお勧めだそう。

 この肉まんは確かに肉感がしっかりした感じで、食べた時の満足感も高そう!冷凍の焼売を包む方法もお手軽ですが、焼売の皮が付いているところをさらにパンで包むのって、何かこう、勿体ない気も確かにするような……。

 餡を自作する事で、ピザソースにチーズやピーマンのみじん切りを入れてピザまん、中華だしの代わりに粉末のカレールーで味付けをすればカレーまん、と好みの肉まんも作れる自由度が高いのも良いですよね。

 レシピの紹介ツイートの最後に「食パンの時点で本気ではないですね」とボソリ。いや、肉まんの餡が本気出ているからええんやで……。

 このレシピを見た人たちからは、早速作ってみましたレポが。「ちゃんと肉まん。なんなら、市販の肉まんよりお肉たっぷりでこっちのほうが好きです」「普通の肉まん、いらんくね?ってなるレベル」などなど、絶賛の声が多数。海外からも作ってみたレポが。海外の材料でもちゃんと同じようにできたそうですよ。

 普通に冷凍の美味しい肉まんを買うと結構エエお値段になりますが、自作肉まんは好みの味にできる上に、何よりローコストなのが嬉しいところ。自宅にありがちな調味料でもサクッと作れるのも嬉しいですよね。

<記事化協力>
山本ゆりさん(@syunkon0507)

(梓川みいな)