外出自粛が解除されつつある昨今ですが、やはりマスクは必需品。デジタルキャラクターを擁する会社のCEOがバーチャルYouTuber(Vtuber)用の新キャラクターデザインを試作したマスクをうっかり付けて外出したところ、たちどころに注目が集まってしまいました。

 「やらかした。マスクして銀行窓口に行ったらお姉さんに「かわいいマスクですねw」って言われて初めてこれをしてたのに気づいた。試作して印刷がうまくできなかった没のもよんマスクだった。死にたい」とその試作マスクの画像とともに、やっちまった感をツイッターに投稿してさらけ出しているのは、やまもこさん。絵守未來PROJECTを筆頭に、Vtuberたちを運営しているLiverCity LLCのCEOです。

 そのマスクは使い捨てのプリーツタイプ。印刷されているのは、LiverCity LLCの契約イラストレーターである桜もよんさんが描いたもの。可愛らしい笑顔の女の子がデザインされたそのマスク、顔の部分はプリーツにかかっていないものの、下の部分は装着してしまうと絵柄が崩れてしまいそう……。

 ちなみに、もよんマスクとは、イラストレーターの桜もよんさんがデザインしたところからそう呼んでいる模様。原画からプリーツマスクに試しに印刷してみたところ、イマイチなのでボツにしたはずだったのです……。

 この画像を見た人たちからは、「素晴らしい痛マスク」「可愛い!」「製品化してください」「試作品なら完成品を期待して待ってます」と、Vtuber界隈のファンを中心にアツい支持が続々。確かに可愛いし、筆者が幼女の頃にこんなマスクがあったら絶対親にねだっていたと思います(プリキュアのマスク欲しい!みたいなノリで)。

 今回の痛マスクを作ったきっかけをやまもこさんに伺ったところ「製作したきっかけは弊社キャラアカウントの絵守未來のファンの方々から『痛マスクを作って』という声が多かったのでノリで作りました」との事。絵守未來さん、愛されてるなぁ……。

 そしてファンであれば、自分が使う用、保存用、布教用の3セットは欲しいところだと思います。ノリで作ってうっかりさらしてしまったやまもこさん、やはりプリーツ式は印刷されていない部分が出てしまい、その部分に対応するとなると非常に難易度が高くなってしまうため、「布製の立体裁断マスクに昇華転写印刷して縫製するほうが現実的かな?と思っています」と語っていました。

 洗っても印刷面が落ちないマスクなら、繰り返し使えますし、可愛いキャラを使い捨てるなんて心が痛む事もなく使い倒せますもんね。ちなみに……。

 何故かしましまパンツプリントの痛マスクや、ギリギリしましまパンツに見えるかどうかな柄も試作していますが、これはLiverCity LLCのオリジナルキャラクター達が昔から縞パンをモチーフにしたグッズを作っており、その流れで作ったのだそう。これを付けて喜ぶの、変態仮面さんくらいかな……?

 ともあれ、マスクが必須な世の中、キャラクターグッズとしてこんな痛マスクも全然問題ないのではないでしょうか?かくいう筆者も、好きなキャラデザインのマスクがあれば当然!使う用・保存用・布教用に買いますけどね!!

<記事化協力>
やまもこ@LiverCity CEOさん(@livercityjp)

(梓川みいな)