広島県の精密鋳造メーカー、株式会社キャステムは新型コロナウイルスの完全な終息を願い、本社前に全長約40cmのアマビエ像を設置。公式サイト「IRON FACTORY」でアマビエのミニチュアフィギュアと、純銅製お守りの販売を5月17日から開始しました。

 アマビエとは、人々を疫病から守るといわれている日本に伝わる半人半魚の妖怪。江戸時代、熊本県の海に現れ「疫病が流行るから私の写し絵を早々に人々に見せよ」と告げたと伝えられています。

 現在、本社の門に設置しているアマビエには片方の黒目が描かれていませんが、願い(新型コロナウイルスの終息)が叶ったら黒目を書き入れる、ダルマのような縁起物の意味を込めているとのことで、キャステムでは完全に終息した際、このアマビエに黒目を書き入れてくれる人も募集しています。

 応募方法は、株式会社キャステム公式サイト「IRON FACTORY」の連絡先メールアドレスに、住所、名前、電話番号、どうしてアマビエに目を書き入れたいのかという熱い想いを書いて送信するだけ。世界で1体しかない大きなアマビエ像に目を書き入れたいと思う人は、応募してみるのもいいかもしれません。

 さらに、キャステムは公式サイト「IRON FACTORY」で、4cmのミニチュアアマビエフィギュアを発売。アマビエフィギュアには、両目が入った「アマビエ」と「白目アマビエ」の2種類があり、門に設置してあるアマビエのように自分で目を書き入れたい!という人は、白目バージョンがオススメです。

 また、フィギュアだけでなく純銅製のアマビエのお守りも発売。アメリカの国立アレルギー感染症研究所の研究者らが、アメリカ医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した論文によると、コロナウイルスはプラスチックやステンレスの表面に付着した場合の生存期間は48〜72時間ですが、銅の表面ではわずか4時間になることが報告されています。

 そのため、株式会社キャステムは「コロナウイルスからあなたを守ってくれるように」という思いから、材質を純銅にしたとのこと。15mmのかわいいサイズのため、肌身離さず持っておけるお財布お守りにも最適です。このアマビエが、新型コロナウイルスだけでなく、すべての災いから「あなたを」「あなたの大切な人を」守ってくれることを願います。

情報提供:株式会社キャステム

(佐藤圭亮)