不要不急の外出自粛要請が続き、家で過ごすことの多い毎日。どこかに出かけたい欲求がつのるかもしれませんが、ちょっとした工夫で気分が変わってくるもの。おうちで機内食を食べているようなディナーの写真が、Twitterで話題になっています。

 何気ない食事を機内食風に演出した写真をTwitterに投稿したのは、飛行機や旅行が好きなJinbeiさん。「コロナで飛行機に乗れないただの飛行機好きが自宅で飛行機気分を味わおうとした結果。お家で機内食風ディナー。イメージはアジア路線エコノミークラス」という言葉とともに、その日のディナーの写真をアップしました。

 写真にあるのは、トレイに載せられた食事。Jinbeiさんによると、メインは牛肉の黒胡椒炒め。付け合わせには野菜炒めに白飯、サイドメニューにはサラダとフルーツ、そしてパン。プラカップには水が入っています。個包装のウエットタオルが雰囲気出てますね。

 そばに置いたiPadには、以前搭乗した際にJinbeiさんが撮影したという、日本航空A350XWBからの機窓風景が映し出されています。雲の浮かぶ青空に、シャークレットが映えますね。

 この「おうちで機内食」に使われているトレイや食器は、実際に機内食で使われているものではなく、Jinbeiさんのお家にあった機内食に使われてそうな感じの食器を選んだとのこと。メインメニューに使われている食器は使い捨て容器、プラカップも同様で、いわゆる100円ショップなどで簡単に手に入るようなものだそうです。

 普段使っている食器でも、ちょっとした工夫で飛行機に乗っているような気分になれるものなんですね。「ビジネスクラスやファーストクラスの機内食よりも、エコノミークラスの方がそれらしいトレイや器を使うことで簡単に雰囲気を出せるのではないでしょうか」とJinbeiさん。小さめの丸いパンも、機内食っぽさを演出するのにポイントになるのではないか、と語ってくれました。

 筆者は小さい頃、なかなか食事をたくさん食べない子供で、母親は色々雰囲気作りをして食べさせる工夫をしてくれたものでした。Jinbeiさんの「おうちで機内食」で、その当時のことを少し思い出してみたり。外出自粛の時期に限らず、時々このようなことをしてみると、普段の食生活が楽しくなりそうです。

<記事化協力>
Jinbeiさん(@okadnaspotting)

(咲村珠樹)