リモートワーク化が進む中、唯一の運動といえるものが通勤時の歩行時間だったという人にとっては在宅勤務は圧倒的運動不足に陥りやすくなる傾向があります。長いこと足をおろして座ったままでいる弊害も、時に大きなものとなります。その弊害を防止する秘策がツイッターで話題となっています。

「座りっぱなしは健康に悪いそうなので、わかりました。
原稿中いつも聴いてる10曲ぐらいのプレイリストにサカナクション『新宝島』を入れます。
シャッフル再生、『新宝島』が流れ始めたら、どんな作業をしていても、曲が終わるまでムチャクチャに踊り通します。
わかりました」

 とツイートしたのは、本業は会社員のヨシフミさん。趣味で漫画の原稿やイラストなどを描いています。同人あるあるなのが、原稿中に集中しまくって息抜きを忘れたり、時にはご飯を食べる事すら忘れて没頭してしまう事。

 「過集中」と呼ばれるこの現象、座ったままの姿勢を崩さずに何時間もいる訳ですので当然全身に良くありません。まず、目を酷使することで視神経と目の周りの筋肉が疲労でかたまり、眼精疲労や視力低下の原因に。肩や首を動かさない事で血流が滞り、凝りや頭痛の原因に。

 また、正しい姿勢での座位を保持できない事は、椎間板を痛める事に繋がるので腰痛、下肢の痺れや椎間板ヘルニアの原因に。そして長時間にわたって足を動かさないでいる事は、エコノミークラス症候群の原因に。

 座りっぱなしは頭の先から足まで健康によろしくないのです。「んな事分かってるわ!」と思う向きも多かろうと思いますが、意識しないとこれがなかなか実行できなかったりするものなんです。

 という事でサカナクションの「新宝島」を作業用BGMの中に入れて、曲が始まったらイスから離れて踊る、という事を思いつき実践したヨシフミさんでしたが……。

「結論から申しますと、振りのはずみでPCのコンセントが抜け、今日の作業が”””ゼロ”””になりました
皆さんは丁寧丁寧丁寧に踊るよう心がけてください 私からは以上です」

 あぁぁぁぁぁぁ……!!!イラストや漫画、小説などの同人誌をつくる経験がある人だったらこの、一気に白紙になって気力も白紙化してしまう現象、容易に想像がつくことでしょう。ライター業でもあるあるなんですよね、こういうの。めっちゃ集中して書いていたら、予期せぬフリーズなどでせっかく書いた数千文字が一瞬にして白紙……。そして、こういう時に限って何故か、設定してあったはずの自動バックアップが取れていないという悲劇。心中察するに余りありまくってしまいます。

 ……とにかく。1時間座り作業したら5分程度好きな曲をかけて踊り狂うもよし、ラジオ体操を強制的に流して運動するもよし、とにかく全身を使った動きに徹しましょう。もちろん、水分補給もお忘れなく。座りっぱなしだとつい水分を摂り忘れてしまいます。午前・午後で500mlのペットボトル各1本分の水分は忘れず摂りましょう。筆者も作業環境には必ず水筒を用意してこまめに飲んでいますよ。丁度お昼時にはカラになるので、休憩時間に後半戦の分の飲み物を淹れて。

 在宅勤務には「こまめな運動」「こまめなバックアップ」「こまめな水分補給」の“3まめ”をお忘れなく。

<記事化協力>
ヨ シ フ ミさん(@4423zo)

(梓川みいな/正看護師)