炊飯器はご飯を炊くだけでなく、実は「電気調理なべ」としても有能で、煮込み料理のメニューがある製品もあるほど。そんな中、炊飯器で作るキッシュ風のオムレツ、いわば「炊飯器ッシュ」レシピが、Twitterで話題です。

 このレシピをTwitterで公開したのは、ヤマネコさん(@ume_yamaneko)。お友達のお子さんに御馳走したところ「ケーキみたいで可愛い!」と、好評だったというメニューです。

 フランス家庭料理のキッシュは、パイ生地やタルト生地で作った器の中に、具材を入れた生クリーム入りの卵液を流し込んで焼くオーブン料理。このレシピでは、キッシュの中身部分のみとなる、オムレツに似たものを5合炊きの炊飯器で作ります。

 用意する材料は、メインにMサイズの卵6つと、クリーム代わりの牛乳150ml。これに具材として、ベーコン120g(ソーセージでも可)、ブロッコリー1本、しめじ100g、とろけるチーズ50g、中くらいの玉ねぎ1つ、彩りを添えるプチトマトが4つ~5つ。味付け用に砂糖大さじ1、塩小さじ1、鶏がらスープのもと小さじ1、こしょうとドライバジルは適量となります。

 具材は2cm程度の大きさに切り分け、プチトマトは半分に切ります。とろけるチーズはまんべんなく行きわたるよう、細かく裂いておきましょう。

 炊飯器の内鍋に、まずはプチトマトを並べます。現在の炊飯器の場合テフロン加工が施されているので、くっつきにくくなっていますが、心配な場合は先にバターやマーガリンを塗っておくと安心です。

 その上に、きれいに混ぜた具材を敷き詰め、最後にキュッと押さえて空気を抜いておきます。卵は調味料と一緒に、よくかき混ぜてから牛乳を加えます。この時、泡立てることのないように、よく卵のコシを切るように混ぜるといいようです。

 卵液は混ぜて時間がたつと牛乳が分離してくることがあるので、混ぜたらすぐ使いましょう。具材を入れた内鍋には、少しずつ静かに入れます。時折内鍋のフチを叩き、空気を抜くようにしてください。

 卵液を入れ終わったら、内鍋を炊飯器本体にセットし、通常モードで炊飯します。炊きあがりから10分程度蒸らして、内鍋を取り出します。内鍋が熱いので、やけどしないようミトンを使うといいでしょう。

 お皿を伏せて取り出した内鍋にあて、ひっくり返して中身をお皿にあけたら完成です。うまく出ない場合は、お皿をあてがう前にしゃもじなどで炊きあがったオムレツの表面を押し、内鍋のフチから剥がすようにするとうまくいきますよ。

 あとは好きな大きさに切り分けて食べるだけ。プルプルふわふわの食感を楽しんでください。冷蔵庫で3日くらいはもつそうですよ。

 ヤマネコさんによると、具材は色々アレンジしてみてくださいとのこと。キッシュの定番であるホウレンソウなんかも良さそうですね。ジャガイモを入れるとスペイン風オムレツのようにも。ただし、ジャガイモやニンジンなど火の通りにくい食材の場合は、薄くスライスするか事前にゆでるなり電子レンジで加熱して、火を通しておくと良いそうです。

 通常のオムレツと同じで、卵液を作る際は、卵と牛乳を常温に戻してから混ぜると、上手に固まりやすくなります。水分の出やすい具材を使う際は、その分牛乳の量を減らすか、事前に電子レンジなどで加熱して、水気を絞ってから使うと良いでしょう。

 色々具材を変えて試してみると、きっと素敵なものができると思います。ただ、炊飯器を占領するので、ご飯のおかずにするには別の方法でご飯を炊いて置く必要がありそう。またはプディングのように、冷やして食べても美味しそうです。

<記事化協力>
ヤマネコさん(@ume_yamaneko)

(咲村珠樹)