2019年7月19日に公開し、観客動員1000万人、興行収入140億円を突破した映画「天気の子」。今回、Blu-ray&DVDリリースに先駆け、Blu-rayコレクターズ・エディションに収録される映像特典「新海誠監督講演会」の一部が公開されました。

 映画「天気の子」は、2019年NO.1興行収入を記録。さらに海外では、「君の名は。」の公開規模を上回る141の国と地域で公開しました。そんな、全世界待望の新海誠監督最新作「天気の子」のBlu-ray&DVDが、5月27日に発売されます。

 公開された映像は、Blu-rayコレクターズ・エディションに収録される映像特典で、2020年1月に都内で行われた、新海誠監督による講演会「『天気の子』 -物語の起点-」の一部。講演会映像は、「君の名は。」公開年である2016年から、「天気の子」の企画書に辿り着くまでの約半年間、まさに「天気の子」を構成する要素をひとつずつ集めてきた、物語の起点とも言える期間のその思考の過程を、新海誠監督が日々つけている制作日誌を元に辿っていきます。

 新海監督がどの様なことから作品へ繋がるヒントを見出してきたのか、何にインスピレーションを受けたのかが明かされています。

 例えば、キャラクターの誕生秘話として、小栗旬さん演じる“須賀”の名前の由来はスガシカオさんとの対談がキッカケだったこと、初期に“陽菜”と“須賀”の二人の物語として考えていた中で、何か足りなさを感じ、「この物語には帆を高く上げる様な気分がほしい」と、日誌に“帆高”とメモしたことが“帆高”の誕生に繋がっていったことなども語られています。

 その他にも、作中に登場する印象的なセリフのもとの言葉や、作品のタイトル案の変遷、「天気の子」の核となる大切な要素「テーマ」「キャラクター」「物語」が形作られていくまでの流れをたっぷりと知ることができる、まさに「天気の子」の創作の秘密に迫る貴重な映像となっています。

 Blu-rayコレクターズ・エディションの映像特典には、他にも映画「天気の子」が完成するまでの約1年間の制作過程を追った「メイキングドキュメンタリー」や、作品の設計図ともいえる新海誠監督による「ビデオコンテ」、国内や海外での舞台挨拶を記録した「イベント記録映像集」や、本編を見ながらアフレコや楽曲制作の裏側を語りつくした醍醐⻁汰朗&森七菜&RADWIMPSによる「ビジュアルコメンタリー」。

 さらに新海誠監督と有働由美子氏による公開後の今だからこそ語ることの出来る、<「新海誠監督×有働由美子 反省会!」~映画「天気の子」を語り尽くした“ソノサキ”に~>も収録されていたりと、Blu-rayコレクターズ・エディションに付属する映像特典の合計は、なんと11時間にも及ぶ大ボリュームとなっています。これを機会に、再び「天気の子」の世界に浸ってみるのも良いかもしれませんね。

(c)2019「天気の子」製作委員会
情報提供:東宝株式会社

(佐藤圭亮)