レギュラー番組を10本以上抱えている人気お笑い芸人で、自称・好感度ゼロ芸能人の東野幸治さんが、2020年2月17日に公式YouTubeチャンネルを開設。2月23日に配信を開始しましたが、そのスタイルは、なんとラジオでした。

 東野幸治さんが開設した公式YouTubeチャンネルの名前は「東野幸治の幻ラジオ」。1回目の放送「東野幸治がYouTubeを始めたいくつかの理由」で、なぜラジオのスタイルにしたのか?も語られています。

 元々、「YouTubeを早くからやりたいと思っていた」と言う東野さん。しかし、数多くのレギュラー番組を抱えていたため、スケジュール的に余裕が無く、なかなか始められなかったとのこと。そんな中、2020年4月に名古屋のローカル番組と、TBSの関東ローカルの深夜番組のレギュラーが終了するため、「ここしかない!」と始めたそうです。

 そして、なぜラジオか?についてですが、実は昨年(2019年)10月に、知り合いのスタッフさんから「ラジオ番組やりませんか?」と誘われていて、ここ5年くらいずっとマネージャーや吉本興業に「ラジオをやりたい」と言っていた東野さんは、「やるやるやる!」と即答。

 2020年4月からラジオ番組が始まる予定で、東野さん自身も楽しみにしていたのですが、1月末ごろに「スポンサーが見つからない」という理由で無くなってしまったとのこと。これには本人も「こんだけ一生懸命、テレビで頑張ってきた私が……」と、ショックを隠し切れない様子。それでも、「だったら、YouTubeでラジオをやろう!」ということで奮起し、チャンネル名も「東野幸治の幻ラジオ」にしたと話していました。

 ちなみに、吉本興業にはYouTubeチームがあり、スタッフを用意してくれるそうなのですが、それを頼むとYouTubeの広告収入が吉本興業に何割か取られるため、「ん?」と思い、「それなら手作りでやろう」と決めた理由を語っていました。

 ただ、あまりにもYouTubeのことが分からないので、娘さんに相談したところ、「じゃあ、私がその音声を配信してあげる」と言ってくれ、マイクも買ってきてくれたそうです。そのマイクをスマホに付けて話している東野さん。「本当に娘には感謝している」と、お礼を言っていました。

 今後について、「最初は小さいラジオですが、いつかは大きくしていきたいし、いつかは動画も撮りたい」と話す東野さん。しかし、登録者数が伸びず、何も動きが無かったら、「もしかしたら、動画にして、人気のある芸能人を呼んだり、散々擦り倒したYouTuberがやった人気企画をやるかもしれないし、(オリエンタルラジオ中田さんのように、人気YouTuberの)ヒカルさんと共演して『最高月収いくらですか?』とか『芸能人とエッチしたんですか?』とか、そんなゲスい質問にヘラヘラして答えているかもしれません。ヒカルに対抗して、ヒガシって言ってたら、本当にごめんなさい」と話していました。

 週2回、15分くらい話をしていくと語っていた東野さん。「東野幸治の幻ラジオ」が、今後どう変化していくのか?注目して見守っていきたいと思います。

<出典・引用>
東野幸治さん公式YouTubeチャンネル「東野幸治の幻ラジオ」
※画像は東野幸治さん公式YouTubeチャンネルのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)