ロスコスモス(ロシア宇宙庁)は2020年2月13日(現地時間)、2018年に選抜された新しい宇宙飛行士候補生が訓練中に着用するロゴエンブレムを発表しました。合格者が発表された8月の星座であるしし座と、ロシアの次期有人宇宙船もデザインされています。

 2017年3月に募集が始まったロシアの宇宙飛行士候補(OKP)17期生は、2018年8月10日に8名の合格者が発表されました。応募要件はNASAの宇宙飛行士とほぼ同じですが、ロシアでは応募時35歳以下という年齢制限があるのが特徴です。

 8名の顔ぶれは以下の通り。

ボリソフ・コンスタンティン・セルゲヴィッチさん(元スウェーデンの機械メーカー、フェロノルディックの技術者。1984年生まれ)
ゴルブノフ・アレクサンダー・ウラジミロヴィッチさん(RKKエネルギアの技術者。1990年生まれ)
グレベンキン・アレクサンダー・セルゲヴィッチさん(元ロシア空軍アクロバットチーム「ストリージ」パイロットの空軍大尉。1982年生まれ)
ズブリツキー・アレクセイ・ヴィタリエビッチさん(空軍中尉。1992年生まれ)
ミカエフ・セルゲイ・ニコラエヴィッチさん(空軍少佐。1986年生まれ)
ペスコフ・キリル・アレクサンドロヴィッチさん(ロシアの航空会社イカール航空のB757/B767パイロット。1990年生まれ)
プラトノフ・オレグ・ウラジミロヴィッチさん(空軍少佐。1986年生まれ)
プロコピエフ・エフゲニー・バレレビッチさん(RKKエネルギアの技術者。1986年生まれ)

 今回のエンブレム決定は、2010年10月選抜の第15期生、2012年10月選抜の第16期生でも作られた、同期生の結束を示すもの。高貴さを示す白と、誠実さを示す青を使用したシンプルな色使いとなっています。

 デザインの主題は、月面から見た地球。これはアポロ計画で人間が月面から初めて写真撮影(1969年)をして50年という意味と、再び人類が目指す有人宇宙探査の目標が月であることを示しているといいます。

 地球と国際宇宙ステーションの周囲に輝く星は、合格者が発表された8月10日の星座であるしし座のうち、8名にちなんで明るい順にデネボラ、アルギエバ、ゾスマ、アダフェラ、シェルタン、アルテルフ、ラサラス、スブラという8つの星(一番明るいレグルスはデザイン上、地球に隠れて見えない位置にある)。左右に配置されているのはソユーズ宇宙船と、ロシアの次期有人宇宙船であるフィディラーツィヤ(ロシア語で「連帯」の意)。

 このデザイン決定に至るまで、20以上もの候補から6か月にわたる選考作業があったといいます。すでに8人は、このエンブレムを身につけて訓練に励んでいるそうです。

<出典・引用>
ロスコスモス(ロシア宇宙庁) ニュースリリース
Image:Roscosmos

(咲村珠樹)