小さい赤ちゃんを守護する猫四天王。ベビーベッドで寝転がる赤ちゃんをかこんで、じーっと見守っています。時にはこっくりこっくりお船もこぎながら。でも、猫だからそれは仕方ない。

 写真にうつる猫ちゃんたちは、一番奥にいる年長のツナちゃん(ソマリ)を筆頭に、フィアちゃん(ラグドール)、トヨちゃん&ライちゃん(メインクーン)と4匹全てが育児にたけた「育ニャン」たち。

 特にベテランなのが、この家の子ども4人全員の子守経験があるツナちゃん(写真左上の茶色い猫)。小学生2年生の長女ちゃん、4歳のやんちゃざかりの長男くん、まだ1歳だけれどお兄ちゃんのまねっこが始まった次男くん、そして今回写真にうつる3か月の次女ちゃんまで、4人全員を子守してきました。

 おかげで、他の猫たちの見本にもなっている、猫のリーダー的存在。この時も、一番奥に陣取って、全体見渡せるポジションでくつろいでいます。

 そのツナちゃんがまとめている(?)、この家の育ニャンズ。近頃は昨年生まれたばかりの4人目の赤ちゃんの見守りがどうやら最重要ニャン務。いつもは1~2匹くらいで入れ替わりしているベビーベッドの上が、この時は4匹全て大集合となってしまいました。

 もしかしたら猫会議でもしようとしてたのかな?と思ったのですが、ツナちゃん以外の若い猫たちは3匹そろって赤ちゃんに興味しんしん。みんながみんな、赤ちゃんの近くにいたくて仕方ないようすが伝わってきます。


 とはいえ、普段は他の子どもたちの見守りも怠りません。4人の子どもたちそれぞれを、かまい構われ……熱心に育ニャン活動にいそしんでいます。でもね、やっぱり一番小さい子だから気になっちゃうのかな?

 このようすを撮影した、子どもたちのパパであり猫たちの飼い主でもあるやしゅうさんは「たった1人の新生児に対するデカ猫たちの威圧感ある見守りがスゴい」と感じたそうです。そしてその思いのまま、Twitterで紹介したところ1万を超えて拡散されるなど大反響となっています。

 余談ですが、やしゅうさんが「デカ猫」と表現するとおり、この家の猫たちは比較的大型の猫ばかり。特にメインクーン2匹は中型犬と同じくらいの大きさを誇ります。おかげで犬と間違われることもしばしば……。頼もしすぎる。

 4人の子どもたちを見守り育てる、4匹の育ニャンズ。赤ちゃん大好きすぎて、時には威圧感ある見守りにもなるけれど、きっとこれからも子どもたちを立派に見守っていくことでしょう。

<記事化協力>
やしゅうさん(@FakeYashu)

(宮崎美和子)