小学校の冬休みの宿題といえば、書き初めや縄跳びで体力作りに加え、「昔ながらの日本の正月遊びをしよう」という項目もありがち。しかしその“昔”の定義とは、という画像がちょっとした物議を醸しています。

 「『昔ながらの日本の正月遊びをしよう』という冬休みの宿題が出ている息子が、実家でこれをやってるんですが、これで合ってるんでしょうか。」という言葉とともに、一枚の画像をツイッターに投稿したのは、脚本家の大谷 dandori 洋介さん。

 写真には、ご丁寧に箱まで付いたスーパーファミコン(スーファミ)。箱の上に乗っているスーファミには、「ぷよぷよ通(2)」がささっており、他にも、「パズルボブル」や「パネルでポン」など、計4つほどスーファミソフトが写っています。確かに、子どもからしてみれば「自分の親世代の遊び=昔の遊び」という認識かもしれません……。

 ちなみにこの投稿には、「”昔ながら”という点をもっと具体的に時代指定の必要がありますね」という的確なリプライ、「あながち間違い……と言えないかもしれない」という反応、「お正月と言えば、かるた・福笑い・羽根つき・凧上げ・坊主めくりで遊んだ記憶」と、正統派なお正月遊びをあげる声などがよせられています。

 そういえば、盆暮れ正月には花札でいとこと遊んだ記憶が筆者にもありますが、よくよく考えたらあれも任天堂の商品でしたね。ファミリーコンピュータ(ファミコン)やスーファミはその後を引き継いでいる……と考えてもいいのかしら???

 スーファミが発売されたのは1990年11月21日。2020年で30周年を迎えます。この歳月は「10年ひと昔」と言われていることから考えたら、さん昔くらいになるってことでしょうか……。いずれにせよ、タコあげもできる場所が減ってきて、コマ回しもできる大人が減ってきているので、だんだんと昔の遊びを継承できる大人自体も、少しずつ減ってきているような気がします。

 みなさんは、コマを上手に回したり、竹馬に乗って歩けたりしますか?

<記事化協力>
大谷 dandori 洋介さん(@dandori)

(梓川みいな)