「これから人類は肉体が消えていく」という衝撃的な言葉。これは、2019年12月26日に新宿で開催された「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説7 ゾルタクスゼイアンの卵たちへ」の出版記念イベントで飛び出した言葉です。

 「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説7」は、都市伝説ブームの牽引役として活躍する、関暁夫さんの「都市伝説シリーズ」第7弾。シリーズ累計は450万部を記録。今回は、3年間世界を見てきた関さんが「A.I.と人類のルーツ」を紐解く旅に出る内容になっています。

 出版記念イベントでは、この日のために集まったファン200人のサイン会も行われましたが、その前に関さんの囲み取材がありました。

 イベントに詰めかけた取材陣の前に姿を現した関さんは、今回の出版に関して「スタッフの方やファンの方に感謝申し上げます」と、最初にお礼の言葉を述べ、会見がスタートしました。

 今回の「Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説7」について、関さんは「テレビ東京の『やりすぎ都市伝説』の中で紹介したものも入っているが、今後、世の中がどういう風な形で進化していくのか?というのを分かりやすく掲示したもの」と説明。

 「近い将来、30年後の未来はこうなっている……と思われていたことが、テクノロジーの進化にともなって、意外と3年後くらいから始まっていきます。というところを感じ取っていただければ幸いですね」と語り、早くも関ワールドが展開されていきました。

 記者からの「関さんが思い浮かべる来年については?」という質問に、「来年はオリンピックに日本が沸き上がると思うが、その裏で起こるニュースに対してもしっかりと着眼してほしい」と話す関さん。

 「オリンピックによって日本人の団結力を取り戻せる人もいれば、オリンピックが終わったら、ある種の国民解散というものが目の前に見える人も出てくる。その表と裏がハッキリ分かれる1年になると思います」「各自バラバラになるので、そこに備えて、自身が嘘をつかないで、自身を開放できるコミュニティを作っていかなければいけない時代ですね」と語っていました。

 そして、飛び出したのが、「これから人類は肉体が消えていく」という言葉。関さんは、「A.I.やロボット化が進む現代において、コンビニですら人がいなくなってきている。どんどん人間の姿がいなくなる世の中ですから、これから人類は肉体が消えていく。これを頭に入れておいていただければ、高齢化社会にともない、テクノロジーにともない、本当に世の中から、ゆっくり人間が消えていきます」と断言。

 「壊滅的な地球環境から避難するために、人間が移住するスペースが本格的にサーバーの中に入ってくる。意識がデジタル化される。争いや偏見を無くすために、全員肉体を捨てる準備が始まる。最初は嘘のように聞こえる話ほど、本当の話なんです」と、不敵な笑みを浮かべながら話していました。

 関さんは最後に2019年を振り返り、「今は新しい文明というものが幕を開けている。それが『精神テクノロジー文明』。その文明の中において、宇宙改革というものがあり、宇宙に関する情報も身近になっている。だから、『宇宙意識というものを持つ』。これが世界全体の新しいスローガンです」と説明。

 「この時に『ポカン……』とするのが、鎖国体質の日本。すべての物事や現象を否定から入ってしまう。否定から入ると、思考が停止するだけ。まず受け入れた上で考えるということを始めていかなければいけない。今まで見えなかったものを認めていくという時代の幕開けの年でした」と話し、会見を終えました。

 ……信じるか信じないかは、あなた次第です。

取材協力:吉本興業株式会社

(取材・撮影:佐藤圭亮)