犬や猫といった愛する動物家族がケガをしたり、手術をうけることがあったとき。動物自身が患部をなめてしまわないように、患部を守る手段として「エリザベスカラー」とよばれる器具を装着します。

 しかし、多くはプラスチック素材でできていることから、重みもそこそこ……どうしても体の負担やストレスが心配になってしまいます。

 そんな負担がちょっと和らぐかもしれない、ソフトかつ軽量なエリザベスカラーをツイッターユーザーのもやぴっぴさんが紹介して耳目をあつめています。

 「うちの猫、前足怪我したとこ舐めて悪化させちゃうからエリザベスカラーつけたいけど普通のカラーだとかたくて嫌かなと思ったからふわふわのやつを買ってみたらわりと快適そうだった」というコメントとともに投稿された画像では、もやぴっぴさんの家族であるむーちゃんの使用例で紹介されています。

 ドーナツ状のクッションの中に頭をスポッと通したむーちゃん。通常のものより軽量とのことですが、首回りはサイズにあわせて首元で調整できるようになっており、何かの拍子に抜ける心配はなさそうです。また素材がやわらかいので、このまま横になると枕代わりになってくれます。


 この商品は、インターネットなどで販売されていますが、調べてみると価格は1500円前後からあるようです。<追記ここから>ただし、後にわかったことによるとこの商品の本家は「アンリッカラー(TM)」とよばれるもので、neco*nanoというブランドで販売されているものがオリジナル。残念なことに今回、もやぴっぴさんが購入・紹介したものはオリジナルではありませんでした。

 このため後日、あらためてアンリッカラーを購入したとのこと。なお、アンリッカラーはneco*nanoのホームページ経由にて購入することができます。<追記ここまで>

 エリザベスカラーといえば、以前にカップ麺のカップを代用するアイデアがネットで話題になったことがあります。軽量かつお手頃で、動物の負担が軽いとして注目をあつめましたが、話題になった後に弊社に所属する猫社員(役職は社長秘書)の避妊手術のときにためしてみたところ……噂どおり軽量ではあるものの、ちょっとした拍子に抜けてしまい、気づけばペロペロペロ……あわや“ご開腸”という場面が。結果、普通のカラーにもどすことにしたのでした。

 しかし今回、もやぴっぴさんが紹介したソフトタイプならば、軽量かつ患部の保護専用につくられているのでそんな心配はなさそう。もう少し早めに知っておきたかった……。と、筆者個人も思ってしまいました。なお、もし試すときにはケガの場所や状態により不向きな場合も考えられるので、事前にかならず獣医さんに相談してから使用してください。

※追記:オリジナル品情報を<>でくくったか所に追記いたしました(2020年1月9日)

<記事化協力>
もやぴっぴさん(@moyashidayodayo)

(宮崎美和子)