犬によく覚えさせる、「お手」「お座り」「待て」などのコマンドは、飼い主との上下関係や絆を深めるために有用ですが、猫も、「お手」「お座り」くらいは賢い猫だと結構覚えてくれることがあります。しかし猫マスタ―宅の猫ちゃんたちはちょっと違っていたようで……。その様子が話題になっています。

 猫マスター兼作編曲家を名乗る響介さんの家には、7匹の猫たちが暮らしています。おかげで、響介さんが目覚めたときには猫たちにガン見されながら起床、帰宅したら集団の圧で迎えられるといった感じなのですが、ある日、猫に「お手」とばかりに手を差し出してみました。すると……?

 響介さんがツイッターで公開している動画には、テーブルの上に並んで座っている猫ちゃんたちが映っています。その中のポポロン君は強がりだけど甘えん坊。

 響介さんが手を差し出すと、手を乗せる代わりに頭を乗せてすり~、からのあごナデナデ。隣に座って様子を見ているリュック君にもナデナデしますが、リュック君はそこまで吸い寄って行かない感じ?再度、ポポロン君に手を差し出すと、やっぱり頭を乗せてすり~。と、そこにニックちゃんも現れて、響介さんの手にスリスリ。

 そしてその横にいた三毛猫ソラちゃんの横に入ってくるように、黒猫ピーボちゃんも参戦。みんな撫でてもらいたいご様子。しかし……。響介さんがその場を離れると、男子猫たちは付いてくるのに女子猫たちはそのままテーブルの上。響介さん、残っている3匹の女子猫たち近づきながら「女子~……」。すると3匹とも「にゃ」、とお返事。かわいい。何度か、「女子~」と声をかけるとそのたびに3匹「にゃ」。どうやら女子の自覚があるみたい。

 そんな様子を見た人たち、「お手!ならぬ、お頭ですね」「ポポロンのグイグイ感が日々強くなってきてる」と、手に吸いついていくようなポポロン君の様子にほのぼの。そして「姫たちの『響介に媚び売ってもねぇ……』感が凄いwww」「女子達どうしたww」とその温度差にクスッとなっている人たちも。

 猫って、去勢後のオスの方がメスよりも甘えん坊な事が多いのですが、響介さん宅の猫たちももしかしたらそんな傾向なのかも???

 7匹とも個性豊かな響介さんの家の猫たち。そんな猫たちとの暮らしを1冊の本にまとめたエッセイ本「猫を飼うのをすすめない11の理由」が発売中。勧めないと言っておきながら、その猫たちとのデレっぷりをたっぷりと披露しているようですが……。

 そして、猫たちとの日々を綴っているブログ「変顔猫リュックと愉快な仲間達」でも、その猫圧の強い生活の日々などが紹介されていますよ。猫が飼えない人でも猫とデレデレな生活をしている気分になれるかも……?

<記事化協力>
響介さん(@HOMEALONe_ksk)

(梓川みいな)