40代以上の年齢の人には懐かしいアイテム「ポケットベル」(通称・ポケベル)のサービスが9月30日で終了します。それを受けて、お笑い芸人の平野ノラさんが自身のInstagramで、ポケベルの思い出を投稿しました。

 ポケベルと言えば、スマホや携帯電話が爆発的に普及する前、離れた場所にいる友人や恋人、仕事相手などとコミュニケーションを取る時に必須のアイテムでした。筆者が高校生の頃は、バイトをしている同級生などはポケベルを持っていて、よく見せてもらっていました。

 その当時のネタでブレイクし、人気のお笑い芸人・平野ノラさんが9月30日、自身のInstagramで「東京テレメッセージさんお疲レインボーブリッジ~。あたしの青春のツールのポケットベルが今日で終了する」とネタを交えながら、ポケベルとの別れを告げました。

 そして、「大した用事もないのに49106って友達に送ったなぁ…あの時のベル友は今どうしてるかなぁ?」「ガラスの十代の甘酸っぱい素敵な素敵な思い出を999そしてずっとずっと……114106」と、ポケベルの独特のメッセージを使って、当時の思い出を綴りました。ちなみに、「49106」は「至急TEL」、「999」は「サンキュー」、「114106」は「愛してる」と読みます。

 さらに、「ポケベルが鳴らなくて恋が待ちぼうけしてたなぁ……ポケベルでフラれた事もあったなぁ。誰かベル鳴らして!って毎秒思ってたっけ。。。」と、国武万里さんの大ヒット曲「ポケベルが鳴らなくて」(作詞:秋元康さん、作曲・編曲:後藤次利さん)の歌詞を引用して、当時の恋愛も振り返っています。

 スマホが普及している現在、待ち合わせをして「待ちぼうけ」することなんて、あまり無くなってしまいましたが、今思えば「待ちぼうけ」している時間も、相手のことを考えてドキドキしたり、どんなデートになるか想像してワクワクしたりして、楽しかったなぁと思います。

 様々な分野で技術が進み便利な時代になっていますが、逆に不自由さが欲しくなったりすることもあります。昔、使っていたものが無くなってしまうというのは淋しいですね。ポケベルさん、5963でした。3470。

<出典・引用>
平野ノラさんInstagram(noranoranora1988
※画像は平野ノラさんのInstagramのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)