9月20日に発売された、セガのメガドライブミニ。ツイッターでも熱狂的なセガファンが沸いた一日となりましたが、メガドラミニ用の限定製造のデコレーションキット「メガドラタワーミニ」も同時に手に入れたファンも多かった模様。そしてそのキットの中を早速見てみたという人たちからは「セガ狂っている(ほめ言葉)」といった声が上がっています。

 「メガドラタワー」は、元々カートリッジカセット式のゲームハード機「メガドライブ」の拡張機能を全部揃えた形態を指すもの。それぞれ全ての拡張機能をメガドライブに接続すると、カートリッジ式では表現できなかったグラフィックやサウンドなどが再現できる様に。

 「メガCD」「スーパー32X」「ロックオンカートリッジ」「ゲームカートリッジ」からなる拡張セットを全部接続した状態が、タワーの状態となることから、「メガドラタワー」としてファンの間で語り継がれてきました。

 そのタワーの状態も再現できる様に、メガドラミニ用にそれぞれのミニチュアモデルから構成される「メガドライブミニ」装飾用のデコレーションキットを併せて購入した人も数多い様子。

 そしてコアなファンなら大概やるのが、ゲーム機の分解。基板がどうなっているのかを確認したい、興味本位で覗いてみたい、腕のある人だと故障部分を分解して直したい、などその分解には様々ありますが、案の定、メガドラタワーミニを分解した人がツイッターでも至る所に現れています。

 その中の一人である、CGクリエイターのTOYBALL FACTORYさん。届いて早速タワーを分解したところ……基板部分が印刷された紙が中に1枚。

 「メガドラタワーミニを分解すると中に基板を印刷した紙が。せがはばかなの?」と分解した様子とともにツイッターに投稿しています。もちろん、「ばかなの?」はファンの間であれば暗黙の了解ともいえる、いわゆる「ほめ言葉」。

 セガファンの皆さん、同様にメガドラタワーミニを分解してその中身に「さすがだな」「ファンの心をよく分かってるw」などといったコメントとともにツイッターのあちこちでこのちょっとしたギミックにニヤリとしている模様。

 ミニチュアセットなので、実機よりも気軽に分解して遊べることを見越したのでしょう。その基板部分は細部まで細かく印刷されています。おそらく、実機の基板部分の写真をそのままミニチュアに合わせたものでしょう。ちなみに、ゲームディスクのタイトルは「ソニック」になっています。これ、ランダムで他のゲームタイトルが入っていたらもっと大騒ぎになっていたのでは……。

 しかし、ユーザーのやりそうなことを見越してこういった仕掛けを入れておくなんて、セガらしいとしか言いようがないですね。紙のプリント基板に置き換えたことで、もうこれでコンデンサーを修理する必要もなくなったわけですし(え?違う?)。

<記事化協力>
TOYBALL FACTORYさん(@NOB_toyball)

(梓川みいな)