電子楽器オモチャ「オタマトーン」などを開発している、アートユニット「明和電機」の公式Twitterが、なんと警察から発注の電話があったことを報告。これは、いったい……?

 「明和電機」と言えば、土佐信道さんが、兄の正道さん(2001年に定年退職)と結成したアートユニット。青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、様々なナンセンスマシーンを開発しています。

 現在は、「ボイスメカニクスシリーズ」として開発された電子楽器オモチャ「オタマトーン」が大好評発売中。「オタマトーン」は、「日本おもちゃ大賞2010」(ハイターゲット・トイ部門)で大賞を受賞。2012年の春には、オタマトーンDX(デラックス)も発売しています。

 そんな「明和電機」に、警察から「信号機の部品の発注をしたい」と、電話があったことを7月17日に公式Twitterで報告。信道さんは「それは、たぶん別な明和電機です」と少し困惑しながらも、「うちがやったら、珍号機になります」とコメント。

 実際、信号機の部品や取り付けをあつかうほぼ同名企業が都内に存在しており、どうやらそこと間違えられたようす。ネットで「明和電機」と検索すると、アートユニットのほうが上位にくるため、もしかしたら今後もこうした間違い電話がかかってくるかもしれませんね。

 なお、この投稿のコメント欄には「珍号機、見てみたいです」などなど、珍号機の開発を期待するファンが続出しています。

 「明和電機」は今年3月、秋葉原ラジオデパートに秋葉原店をオープン。7月20日~8月25日までの土日・祝日に、「明和電機」主催による夏休みワークショップ「明和電機 超!技能訓練所」を開催しているので、そこで珍号機の開発?というのも良いかもしれません。

<記事化協力>
明和電機公式Twitter(@MaywaDenki)

(佐藤圭亮)