結婚って、本人同士だけでなく、時に互いの実家まで巻き込んだり、配偶者の友人まで巻き込んだりと、今まで気が付かなかった問題が後から後から出てくることが往々にしてあるもの。嫁姑問題もその一つ。そんな「嫁ハラあるある」を調査した結果が、養命酒製造株式会社から7月2日に発表されました。

■ 義母がいるママの4割強が“嫁ハラ”を経験

 養命酒製造株式会社が子どもがいる20歳~49歳の既婚女性1000名の有効回答を調べた「ママの『ストレス』と『胃腸不調』に関する調査2019」には、ママのストレスの原因として、子育て疲れ、夫への不満、モラハラ夫被害、義母による“嫁ハラ”が挙げられています。

 義理の母がいる人(864名)に、義理の母から受けるモラハラ行動・態度(嫁ハラ)を挙げて、それらの嫁ハラを受けたことがあるかを聞いたところ、いずれかの項目について「ある」と回答した人の割合を算出すると41.6%にのぼることが判明。義母がいるママの4割強が嫁ハラを受けているようです。

 嫁ハラの内訳としては、次の通り。

【嫁ハラあるある】
・マイルールを押し付ける(24.8%)
・夫にだけ優しい(20.3%)
・陰口をたたく(17.1%)
・連絡なしで訪問してくる(14.4%)
・家族から仲間はずれにする(11.3%)
・ミスを責め立てる、子どもの育て方が悪いと罵る(同率9.5%)
・妻の親の悪口を言う(9.4%)
・浮気夫をかばう(6.1%)

 あるある……付き合っていた時には分からなかった夫の態度に失望して、自分に表向き良く接してくれている義実家に相談に行ったら、「嫁は夫に従って我慢するものだ」といわれて絶望したり、夫のモラハラについて自分の実家経由で相談してもらったら「よくも息子の悪口を書き立てて!育ちが悪いわね。あの親だから」などと言われたり。いや悪口でもなんでもなく、事実を言っているんですが……。そしてお義母さん、私だけでなく私の親の人格も攻撃するのはやめてください。って、なるのはよくある話。

 家庭の孤立化が進み、子育てだけでも園のママ友関係や子育てに関する悩みも多い中、子どもや家庭に無関心なモラハラ夫、育児に関して古い知識を持ちだして押し付けようとしたり、距離感が上手く保てない義実家など、育児中のママを取り巻く環境が厳しいという人は数多くいます。

 どうしても分かり合えないという人はいるもので、自分が頻繁にストレスと感じる人とは距離を置くことが一番ですが、親族関係だとなかなか難しいのも現状。適度に気分転換をはかり、好きな事や好きな芸能人・キャラクターなどに癒やされるのもまたひとつのストレス解消法となります。ただし、ストレス解消に甘いものをドカ食いしてしまうと、胃に負担がかかってしまいますので、その辺はご注意を。

情報提供:養命酒製造株式会社

(梓川みいな)