日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」と、らーめんチェーン店「幸楽苑」は、6月11日から「出前館」のシェアリングデリバリーによる「幸楽苑」のデリバリーサービスを開始。「幸楽苑」がデリバリーサービスを実施するのは今回が初で、首都圏をはじめ、栃木県や茨城県、宮城県など、22店舗がデリバリーサービスの対象となり、順次拡大していく予定とのことです。

 「出前館」は、自宅やオフィスで食事をする際に便利な日本最大級の宅配ポータルサイトで、現在、全国1万9000以上のお店に出前注文することが可能です。2017年からは、配達機能を持たないお店でも、「出前館」に加盟する複数店舗で、「出前館」が連携した配達機能をシェアすることにより、出前が可能になるサービス「シェリングデリバリー」を開始しています。

 一方の「幸楽苑」は1954年に、原点となる「味よし食堂」を福島県会津若松市に開業。1967年には「幸楽苑」に改称し、らーめんとギョーザの専門店として半世紀以上運営。現在では、国内で508店舗を展開する、らーめんチェーン店です。

 「幸楽苑」は、2019年10月に実施される軽減税率の影響によるデリバリー需要への対応、さらに共働き世帯の増加などによるワーク・ライフ・バランスの変化への対応、そして、お店以外の自宅やオフィスなどでも気軽に「幸楽苑」のらーめんを味わっていただきたいという思いから、「幸楽苑」としては初めてとなるデリバリーサービスを、「出前館」のシェアリングデリバリーを活用して開始することに至ったそうです。

 ここで1つ心配なのは、ラーメンの出前といえば昔から親しまれていますが、届くまでの間に汁漏れや麺が伸びてしまうなど、品質維持が非常に難しいジャンルということ。しかし、今回は、「幸楽苑」の看板メニューである「中華そば」のデリバリーを可能にするために、「出前館」と「幸楽苑」の双方で品質検査や、テストドライブ等をおこない、ベストな状態で商品を届けられるように準備をしてきたとのこと。これは心強いですね。

 幸楽苑は、自宅の近くにあるので比較的よく行き、毎回「中華そばミックスセット」を注文する筆者。それが自宅で食べられるなんて……。幸楽苑によると、今はまだ22店舗のみでの対応ですが、店内のオペレーションを確立させ、対応可能店舗を順次拡大していくとのことです。

情報提供:夢の街創造委員会株式会社

(佐藤圭亮)