1986年から1991年にかけて、白泉社の「花とゆめ」で連載された那州雪絵さんの名作「ここはグリーン・ウッド」が初の舞台化。7月19日~28日に東京の天王洲 銀河劇場で上演されることとともに、メインキャスト4名が発表されましたが、さらにキャスト陣をはじめとする全情報が解禁となりました。坂口栄也役の北乃颯希さん、栃沢弘役の笹森裕貴さんからのコメントのほか、脚本・演出を務めるほさかようさんからもコメントが到着。あわせて6月4日よりチケットのオフィシャル先行受付が開始されました。

 那州雪絵さんの「ここはグリーン・ウッド」といえば、全寮制の男子高を舞台にした青春群像劇の名作として知られています。1990年代にオリジナルビデオアニメ化、そして2008年のテレビドラマ化に続いて、私立緑都学園緑林寮がステージに登場します。


 先日発表された主要キャスト4名に続き、すべてのキャストが公開されました。そのうち寮生の坂口栄也は、ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンで向日岳人を演じた北乃颯希さんが務めます。北乃さんからは「僕が特に楽しみにしているのは、この作品のなかで出てくる「緑林寮」のシーンです(笑)。 男子高校生達が描く日常を、ありのままの姿で舞台ではお見せしたいと思います 今年の夏は緑都学園の生徒となって、僕たちと青春しましょう!!」というコメントが届いています。

 また原作では出番が多い割に、いまひとつ活躍する場面がない栃沢弘役には、舞台「あんさんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ ~Memory of Marionette~」で天祥院英智を演じた笹森裕貴さん。「長く皆様に愛されている作品に、改めて息を吹き込むことができることを楽しみにしています。 個人的に僕は、これまでやったことのないキャラクターへの挑戦をすることになると思うので、自分でしっかり頭を使い、素敵な作品になるように精進いたします」と意気込みを語っています。

 また、本作で脚本・演出を務めるほさかようさんからは、次のようなコメントが届いています。

名作、バイブルと呼ばれる漫画には、必ずその作品の中にしか存在しない世界があります。
那州先生が描かれた「ここはグリーン・ウッド」もまさにそれで、「男子寮を舞台にした青春物語」……などという シンプルな紹介文ではまとめきれない、分類不可能な世界観と魅力を持った作品だと思うのです。
明るい馬鹿騒ぎの裏には青春時代ならではの闇が潜み、そこにはささやかな謎や、大きな秘密が隠されていたりする。
思わず「嘘だろ!?」と言ってしまうような超絶展開まである。
演劇ならではのあらゆる手段を使い、アニメやテレビドラマと言った映像作品とはまた別の形で、この魅力的な世界を表現しなければ……と背筋が伸びる思いです。
でも、どうかご安心ください。
こんな宝石のような作品をお預け頂いた以上、描かれた世界を壊さず、それでいて演劇としても面白いーー そんな作品を必ずご覧に入れますから。
SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』
どうぞご期待ください。

 公演のスケジュールは、7月19日~28日。なお7月22日は休演日となります。チケットは、2019年6月4日~9日までオフィシャル先行が受け付けられます。一般発売は6月30日の10時より。

■SCHOOL STAGE「ここはグリーン・ウッド」

公演期間:2019年7月19日〜28日
劇場:天王洲 銀河劇場

原作:那州雪絵「ここはグリーン・ウッド」(白泉社)

脚本・演出:ほさかよう
作詞:浅井さやか
音楽:大石憲一郎
振付:泰智(KoRocK)

出演:小西成弥(蓮川一也役)、大平峻也(如月瞬役)、影山達也(手塚忍役)、長妻怜央(池田光流役)、平井浩基、北乃颯希、森遼、佐野真白、笹森裕貴、小田桐咲也、世古口凌/寺崎裕香、岡田あがさ、内野楓斗/山田ジェームス武
アンサンブル:冨田ヒカル、前川ゆう

チケット料金:8800円(前売り・当日とも/全席指定/税込)
主催:ネルケプランニング

(C) 那州雪絵/白泉社
情報提供:ネルケプランニング

(咲村珠樹)