シリーズ累計発行部数2100万部を超える大ヒットコミック「カイジ」。連載開始から23年たった現在でも「ヤングマガジン」の読者ランキング上位を誇る異例の人気作が、シリーズ最終章「カイジ ファイナルゲーム」として、9年ぶりにスクリーンに帰って来ることが決定しました。なお、今回の最終章では、原作者・福本伸行さん自らが脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案しています。

 「カイジ」は、1996年から「ヤングマガジン」で連載が開始され、過去に公開した映画シリーズの2作、「カイジ 人生逆転ゲーム」(2009年公開、22.5億円)と「カイジ 2 人生奪回ゲーム」(2011年公開、16.1億円)は共に大ヒットを記録し、日本を代表する超人気シリーズとなっています。

 今作の監督は過去2作でもメガホンを取った佐藤東弥監督が続投。「カイジ」の強烈な世界観を再びスクリーンに甦らせています。また、「限定ジャンケン」「鉄骨渡り」「Eカード」「沼」など、「カイジ」シリーズの象徴とも言える斬新なゲームが、この作品の見どころの1つとなっていますが、今回の最終章では、原作者・福本伸行さん自らが脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。原作にはない全く新しい4つのオリジナルゲーム「バベルの塔」「最後の審判」「ドリームジャンプ」「ゴールドジャンケン」が登場しています。

 さらに、今作で主演を務めるのは、これまでの「カイジ」シリーズ全作品で主演を務め、映画やドラマ、舞台など、幅広く活躍する演技派俳優の藤原竜也さん。いつも借金まみれのダメ人間・カイジを9年ぶりに熱演しています。藤原さんは「今回も福本先生の『カイジ』の世界観に度肝を抜かれました。『カイジ』では一般的なレベルの温度の芝居では通用しない。脳みそが疲れるくらい大変でしたが、ここまでやっていいのかってぐらい、てんこ盛りですので期待して下さい」と語り、並々ならぬ覚悟でカイジという役柄に向き合い、過酷な撮影に臨んでいます。

 また、今作からの新キャストとして、数多くの作品で注目を集める若手実力派俳優の福士蒼汰さん。注目度急上昇中の若手女優の関水渚さん。数多くの作品に引っ張りだこの大人気俳優の新田真剣佑さん。そして、様々な作品で強烈なインパクトを残す名優の吉田鋼太郎さんの4名が出演。シリーズ最終章にふさわしい豪華俳優陣が集結しています。

 原作者で脚本を務めた福本さんは、「『カイジ ファイナルゲーム』がいよいよ公開。ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えると、「実はこの脚本は、ほぼほぼ4年ほど前に出来ていた」と裏側を暴露。しかし、「そこから、なかなか、前に進めず……でも、待てば海路の日和ありついにこの度、公開決定となりました。有難い!」と、率直な気持ちを述べました。そして、最後に「虚と実。実と偽。やっちゃいけないギャンブルの数々を、またみんなにお見せできる運びとなり、本当に嬉しい。是非、映画館で『カイジ』でしか味わえない感覚・感動・歓喜・なんだったら、僥倖を味わっていただきたい!」と、ファンに訴えていました。

 映画「カイジ ファイナルゲーム」は、2020年1月10日、全国東宝系にて公開予定です。

(c)福本伸行 講談社/2020映画「カイジ ファイナルゲーム」製作委員会
情報提供:東宝

(佐藤圭亮)